神戸阪急で
松永安左エ門(耳庵)、川端康成、松本清張、大佛次郎、吉田茂が愛した銘菓ーー
福岡・大宰府 「梅園菓子処」さんの
「宝満山」
を購入しました。
4月5日(火)まで、神戸阪急の地階で
福岡・大宰府 「梅園菓子処」さんが催事出店していて(関西初出店!)
「千載一遇のチャンス! 絶対にいただかないと!」
と買うことにしたのです。
こんな感じです。(半棹 で 105mm*40mm*25mm)
材料がシンプル。
卵、寒天、砂糖、水あめ。
この4つだけ。
「和風プリン」とも形容される「宝満山」、個人的には
「スフレ卵ようかん」
という感じ。
素朴で懐かしい風味ですが、気泡を感じる舌触りが面白く、独創的。
松永安左エ門(松永耳庵)翁が
「宝満の山より高き上味(じょうみ)、誠に申し分なし」
と絶賛したのも納得の美味しさです。
「宝満山」の商品説明より
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お客様から和製プリンのようだと長く愛されてきたこの宝満山。その昔、不思議なご縁に導かれて電力の鬼と恐れられた松永耳庵翁にこの『宝満山』を召しあがっていただく機会がありました。
以来、何度も小田原の老欅荘(ろうきょそう)までお取り寄せくださいました。もちろん、ご来県の折には弊店までもお立ち寄りいただいたと聞き及んでおります。
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『伊豆の踊り子』で有名な作家の川端康成氏、『鞍馬天狗』で有名な作家の大佛次郎氏は、しばしば自宅にお取り寄せになり『宝満山』を召し上がっていらっしゃいました。
また、松本清張氏は福岡を訪れるたびに自ら店にまで足をお運びになり、この『宝満山』を買い求めてくださいました。さらに、元総理大臣の吉田茂氏も好んで召し上がっていたと聞き及んでおります。
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宝満山(別名・竈門(かまど)山)は、平安時代の歌人、清原元輔(引用者注:清少納言のお父さんで三十六歌仙のひとりです。908−990)により「春は萌え 秋はこがるる竈門山 霞も霧もけぶりとぞ見る」と後拾遺和歌集に詠まれている名山で、古くから修験道の霊峰と崇められてきました。その淡々かつ漠々とした山の空気になぞらえて、「宝満山」の名をつけさせていただきました。
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ところで・・・
「ブランデー、梅酒をかけるとリッチな味が賞味出来ます」
わたしが選んだ「『リッチな味』への味変アイテム」は・・・
フランス生まれのオレンジ・リキュール(ホワイト・キュラソー)
「コアントロー Cointreau」
なぜかと言うと、卵とかんきつ類(シトラス)は相性がいいと思うからです。
「ゆずプリン」とか「レモンカスタードクリーム」とか「オレンジのフィナンシェ」とか、めちゃくちゃ美味しい。
コアントローを「少しかける」どころか、お皿の底にコアントローがたまるほど、言わばアッフォガートみたいにしていただいたら、これが大正解!
※お子さま向けにはオレンジマーマレード や すりおろしたレモンの皮(+はちみつ) や ジャム(いちごジャム、ブルーベリージャム、IKEAで売っているリンゴンベリージャムとか面白いと思う)を少し加えてみるなど、いかがでしょうか。ミントの葉を添えてみるとか。
もちろんそのままでも美味しい、シンプルにしてパーフェクトな和菓子です。
濃茶と合わせるにはそのまま食べた方が美味しいかもしれません。
おすすめします!
国内だけではない、世界的にもっと知られていい銘菓です。「宝満山」。
【後記】梅園菓子処さんから貴重な情報をいただきました。
皇室ゆかりの沼津の大中寺さまでは、寛仁親王(ヒゲの殿下)がおみえになった折り、同じくコアントローをかけて出されたそうです。
期せずして
皇族の寛仁親王(「ヒゲの殿下」)と同じ食べ方をしていたことが分かって、ちょっとうれしい。
(先月末まで「宝満山」そのものを知らなかったから、そんな食べ方は知る由もありません)
★三笠宮寬仁親王 1946 - 2012
みかさのみや
ともひと しんのう
平成上皇のいとこで「ヒゲの殿下」の愛称で知られました。ちなみに、信子妃殿下は麻生太郎さんの妹さんです。(麻生太郎さんは義理の兄)
【後記2】和風プリンみたいにスプーンでいただくのもおすすめです。
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3/30㈬-4/5㈫ 、神戸阪急本館地階「銘菓催」コーナーに出店している(関西初出店!)
福岡・大宰府の菓子処梅園さん(太宰府天満宮御用達)のラインナップ
●桜餅(3/31除く)
●木うそ入 紅梅色うその餅
●土うそ入 うその餅
●宝満山(プレーン、大徳寺入り、ラムレーズン)
●宝満山干菓子 よろつよ (プレーン、大徳寺入り)
●あんもの3種(梅守、ミニ梅守、東風梅)
○張子うそ縁起袋
他、いろいろ(鬼まつば など)
お早めに!
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