岐阜県・飛騨地方の奥井木工舎さんが作った、
一本足の一つ目妖怪「飛騨の雪入道」の置き物をゲットしました。
見た目は可愛らしいですが、
お勉強やお手伝いをしない悪い子を雪山に連れて行ってしまいます・・・
どこで手に入れたかというと・・・
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さんちかホール(神戸・三宮)のサイトより
2022.02.24〜2022.03.01
主催:(一財)飛騨地域地場産業振興センター
匠の技が今も息づく、飛騨・高山。職人の繊細な技が光る伝統工芸品をはじめ、飛騨の暮らしの中で育まれてきた様々な工芸品は心を豊かにし、新しいライフスタイルの中で生まれた家具やクラフト小物は日常に新しい風を運んでくれます。そんな作品と出会える6日間。作品に触れ、自分のお気に入りを見つけに、是非ご来場ください。
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ということで、さんちかホールに行ってきました。
ここで出会ってしまったのです、「飛騨の雪入道」に。
一際目を引いたもので・・・
奥井木工舎さんの
飛騨の雪入道
は、木杓子作りから出たホオノキの木片(廃材)を利用した置き物(魔除け)です。
値段が手頃なのもありますが、何より佇まいが可愛い!
(「飛騨の雪入道」を見たとき反応は
「可愛い!」「気持ち悪い!」の2つにきれいに割れるんだそうです)
それと、オンラインでは販売されていないようで、直接お店に行かないと手に入らない。
岐阜県に旅行する予定もないし、ここで買っておこう! と購入することにしました。
奥井木工舎さん「飛騨の雪入道」紹介サイトより
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飛騨ノ雪入道
雪が降った翌朝に新雪の上に大きな凹みがあるのを昔から雪入道の足跡だと言われておりました。夜明け前に出ると言われる目が一つ、足が一本の大入道である。これを雪入道と称して子供が恐れたそうだ。飛驒の雪入道は、この地域に残る昔からの口伝を元に当社が形にした創作品です。冬期に制作する木杓子作りから出た木片を活かして制作しております。鉈で割ったときに表れる木目や形を原型に、鉈や出刃包丁、鋸などを使って大胆に成形し、木の風合いを損なわないように最小限の彩色を施して仕上げております。ひとつひとつ木の表情を活かして制作していますので、自然な形の表現がや素朴な雰囲気もあり、また何処と無く可愛らしさがある残る妖怪です。
ストーリー
木杓子作りでたくさん出る木片で何か作れないかとずっと考えていました。町のとあるお店で昔ながらの郷土玩具が地道に手作りされており、私も何か郷土のものを作ってみたいと何となく思っていました。木杓子作りの傍ら、民具や木地師の歴史、民俗などの資料を調べていると柳田國男氏の本の一節に飛騨には“雪入道”がいるとの記述があり、知り合いのご年配の方々にお聞きすると幼い頃、悪さをすると雪入道に連れて行かれると父親から聞かされたとのこと。木杓子作りで出る木片をうまく利用できそうだと思い、考案してみました。彩色は魔除けの色である朱系統の色を使い、最小限の絵付けをしました。ちょうど一本の材料なので、脚が一本の雪入道にピッタリで、使用しているホオノキは飛騨では親しみある樹木なので飛騨の風土に合い、鉱山が多かったこの飛騨地域や、全国各地に残る一本だたら伝説を元に制作しております。
材料
ホオノキ (飛驒産)
工法について
生木を使って、鉈と出刃包丁で仕上げています。
ロゴマークについて
ロゴマークは、木樵が使う斧に刻まれている山の神様への信仰の産物である三本線(御神酒)と四本線(四気 / 太陽, 土, 水, 空気)を合わせて七つ目をデザインしてロゴマークにしました。✳︎地域によって線の伝承は少々異なります。
参考書籍
一つ目小僧その他 / 柳田國男著 / 1971年 / 角川学芸出版
奥飛騨の“山と人” / 第20回国民体育大会上宝実行委員会 / 1965年 / 龍文堂
飛驒のことば / 土田吉左衛門著 / 1959年 / 濃飛民俗の会
Online shop
木の風合いや木目、形など個体差がありますので当社ではインターネット販売は行っておりません。店頭でお手に取って頂いた上でご購入をおすすめしております。ご理解のほどよろしくお願い致します。
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