神戸市立中央図書館で文献調査をしました。
(図書館にこもるなんてもったいないくらいいいお天気。暑い!)
永井荷風の日記『断腸亭日乗』で、
きょうは大正6年から昭和16年まで(やっと前半終了・・・)
(4冊で2200ページくらい・・・)
とりあえず
大正7年7月30 ・31日に灸治療を受けたことは分かりました。
腹痛が治るどころか頭痛まで起きて寝込まれてしまったようで、
お気の毒です。
同業者としてお詫びいたします。
たぶんこれが、日記に出ている最後の灸治療。
(昭和17年以降の)後半を調べてみないと確かなことは言えませんが。
天気が「ぐずつく」というこの下品な言い方ってなんだこれは! とか、
尿に蛋白出てますよと医者に言われても飲みに出かけたりとか、
その気持ちすごい分かるなあと思いながら読みました。
大学生の時分に岩波文庫の抜粋版を読んだときは、
震災と戦争と遺言状のところしか興味がなかったのに。
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文献調査の後、三宮の吉野家でハヤシライスを食べました。
それなりの味ですが(税込547円の味)、
このメニューを発案したひとはすごいと思いました。
牛丼の具を転用するアイディアには脱帽です。
思えば、牛丼もハヤシライスも、具は薄切り牛肉と玉ねぎです。
かなうものなら一度お会いしたい。
一緒にハヤシライスを食べながら賞賛したい。