本居宣長記念館@松阪に行ってきました! 〜努力の人だけが成し遂げる偉業〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

 

松阪にある本居宣長記念館で買った

国学者・本居宣長(1730.6.21~1801.11.5)が愛した

「七古鈴(七種鈴)」の一つである「驛鈴」のレプリカです。

松阪萬古焼製だそうです。

 

浜田藩12代藩主の松平康定が

「古事記伝」を著した松坂出身の本居宣長が鈴好きと知り、

伊勢神宮参拝の途中、

律令時代に朝廷が地方に行く役人に身分証として支給した「驛鈴(えきれい)」を模して贈った本物は、

国の重要文化財として本居宣長記念館に収蔵されているそうです。

『古事記伝』や『日記』、

鳴らして音を聞いてはリフレッシュしたという36個(6×6)の鈴をつけた紐を見たときは感動しました。

 

本居宣長の住まいの「鈴屋」を見たり・・・

(2階の書斎には上がれませんでした)

 

 

谷崎潤一郎の回想によれば(『初音・きのふけふ』昭和17年12月刊)

「あの鈴屋の、抽出の附いた急な段梯子を持つたさゝやかな中二階、-窓を開けると、前に松の古木の植わつたちよつとした庭があつて、その葉越しに表の人通りなども見えたであらうあの部屋、-翁は彼処に机を据ゑて書き物をし、仕事に倦むとあの壁にかゝつてゐる鈴をならしたと云ふことであるが、私はあの家がもと建つてゐたと云ふ物静かな松坂の街通りと、あの中二階を思ふと、何だかあれが、四五十年前の日本橋の家であるやうな気がし、自分の少年時代の夢があのうす暗い間取りの中に漂つてゐるやうに感じるのである。」

 

★ちなみに移築前の本居宣長邸の跡は牛銀本店さんの近くにあります。

 

 

記念館の近くにある「本居宣長ノ宮」へお参りもしてきました。

    

「志きしまの やまと心を 人とはば 朝日に匂ふ 山さくら花」

御朱印に押されているのは宣長の和歌。

宮司さんが書き、印にしたもので、

「地球の歩き方御朱印シリーズ 日本全国この御朱印が凄い!! 第弐集 都道府県網羅版!」(ダイヤモンド社)

に掲載されたそうです。

 

おみくじは小吉でした。

 

お土産は・・・

 

続く

 

【おまけ】

さすがに街中ではマスク着用の本居宣長さんでした。