ミケル・バルセロは奇才どころか正真正銘の天才! 〜ミケル・バルセロ展@国立国際美術館〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

国立国際美術館のミケル・バルセロ展を見に行きました。

 

スペイン現代美術界の巨匠ミケル・バルセロ(1957-)は知りませんでした。

今回、日本初の大規模個展だそうで、

 

「なぜこれほどの天才が紹介されるのが、日本では遅かったのか?」

 

が、見終わった後の率直な感想です。

 

バルセロは奇才どころか正真正銘の天才です。

「黙って見ろ」と言いたいおすすめのアーティストです。 

 

 

個人的に好きな作品は下の通り。

 

絵画

「細長い図書室」

「とどめの一突き」

「幼生」

「飽くなき厳格」

「イン・メディア・レス」

「不確かな旅」

 

紙作品

「内生する1人を含む4人」

 

スケッチブック

「COVIDのノート」

 

「家族の肖像」

 

彫刻(ブロンズ)

「画家のペット」

「猿」

「マッチ棒」

「カピロテを被る雄山羊」

 

天才の天才たる所以は、「相反する要素の調和」にあると思います。

バルセロの作品を見ていると、これが実にクリアに表れているのです。

 

荒々しさと静けさ、安定と不安、変化と持続、死(消える存在)と永遠(消えない存在)

 

などなど。

 

常設のコレクション3:見えるものと見えないもの

も、とても良かったです。

 

中之島まで足を運ぶだけの元は十分取れます。

おすすめします!