「てんもん文芸祭」オリジナル星座物語 一般の部 最優秀賞
「蟹座、その後のお話」(中島 健太朗さん 作)
のプラネタリウム投影を見に、明石市立天文科学館に行ってきました。
イラストとナレーションもついていて、とても良かったです。
本来の神話では地味なかに座に新しい魅力を与えることに成功していました。
「プラネタリウムの仕組み」についての解説も素晴らしかった。
60年前に作られたとは思えない精巧な作りに感心しました。
それまでのプラネタリウムが「ドームの外側から光を採りこむ」方式だったのを、
ーーまさに「逆転の発想」と言うべき新機軸ですがーー
「ドームの内側(投影機の内部・表面)から光を出して投影する」方式へ切り替えたのが、
旧東ドイツのカール・ツァイス社のプラネタリウムでした。
明石市立科学館のプラネタリウムも、
このプラネタリウム製作の老舗、カール・ツァイス社が手がけたモデルです。
個人的に、
プラネタリウムは人類が発明した最も美しい機械(マシーン)
だと思います。
パソコンやタブレットはリアルな星空の映像を見せてくれる便利な装置ですが、美しいわけではない。
まあ、人によるかな。
蒸気機関車、零戦、スポーツカーというひともいるでしょうから。
天体写真展もとても美しいものでした。
いい写真を撮るためには寒さに凍えたり蚊に刺されたりと大変だったろうと思います。
わたしにはできない。
全天で(太陽を除いて)1番明るい恒星がおおいぬ座のα星「シリウス」なのは知っていましたが、
全天で(太陽を除いて)2番目に明るい星がりゅうこつ座のα星「カノープス」だというのは初めて知りました。
そもそも「りゅうこつ(竜骨)」って何? という無残な四十男です。まことに申し訳ございません。