JAPAN TRADITIONAL REVUE
「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』
監修/坂東 玉三郎 作・演出/植田 紳爾
ミュージカル
『ピガール狂騒曲』 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜
作・演出/原田 諒
を観に、宝塚大劇場に行ってきました。
今回は
今年3月に宝塚歌劇団に入団した106期生39人の、5カ月遅れのお披露目公演でもあり、
前半の日本舞踊の部で口上が披露されました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
「ピガール狂騒曲」は本当にシェイクスピアの「十二夜」の空気を踏襲しています。
でも、こちらは、
時は19世紀末、舞台はパリのピガール地区にある有名なキャバレー「ムーラン・ルージュ」。
ああいう風にアレンジできるものなのかと感心しました。
(ちょっと意地悪かつ無粋な指摘ーー歴史考証のお話を。
劇はパリ万博の頃という設定ですが、
実際のパリ万博は1855年、1867年、1878年、1889年、1900年、1925年、1937年、1947年に行われています。
ムーラン・ルージュの創業は1889年。
一方、劇中の実在人物の一人であるシドニー=ガブリエル・コレット(1873-1954)がムーラン・ルージュで舞台に立ったのは1907年なので、時期的にはちょっと合わないんですね。
でも、それはそれ。わたしたち観客は純粋にお芝居を楽しめばいいのです!)
もう爆笑の連続で、本当に楽しい、
コロナ禍による重苦しい空気を吹き飛ばす元気をもらえるミュージカルです。
コレットの小説を久しぶりに読んでみたくなりました。
ロートレックの絵も、また見たいです。
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公演前、劇場内のレストラン「フェリエ」で
名物の「すみれシチュー」(鶏肉と鶏団子が入ったすみれ色のシチュー)を、
ケーキと紅茶のセットで食べました。
・ルー ホワイトシチューに紫薩摩芋のピューレを合わせているそうです。
・付け合わせ 左よりスパム・パプリカ・ロマネスコ・うずら卵・キドニービーンズ
・添え物 左より桜漬け・コーンピクルス・コルニッション・小玉葱・しば漬け
デザートは「ピガール狂騒曲」のテーマに合わせて、
舞台のムーラン・ルージュを象った風車のケーキ。風車はクッキー。
窓のアラザン(銀色の粒)が大きくてうれしかったです。
素晴らしい日本舞踊とミュージカルにレビュー、
美味しいすみれシチューにケーキでした。
ありがとうございました。
明日から、また仕事(鍼灸施術)を頑張ります!