国立文楽劇場(大阪・日本橋)へ
11月文楽公演を見に行きました。
『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』から
●八段目 道行旅路の嫁入
●九段目 雪転しの段/山科閑居の段
●十段目 天河屋の段
●十一段目 花水橋引揚より光明寺焼香の段
相手を思いやる気持ち、
相手が自然に、気兼ねなく他人の親切を受けられるようにする配慮、
約束を守り義理を果たすためには命や俗世の幸せをなげうつことも辞さない「自己犠牲」の覚悟
に、感じ入りました。
互いに身を寄せ合って生きていた時代ーー
いい意味で「孤独」というものがなかった時代、
ひとを「孤独」にさせなかった時代の、
そしてもちろん、勧善懲悪の物語です。
九段目の「山科閑居の段」、十段目の「天河屋の段」では、泣きました。
「山科閑居の段」では、婚約を一方的に解消された母と娘の無念に、
「天河屋の段」では、使命のために別居を余儀なくされる夫婦の哀切に。
「文楽(人形浄瑠璃)を見たことがないんだけれど」という方、
ぜひ足を運んでみてください!
【おまけ1】
演目の『仮名手本忠臣蔵』に合わせた企画なんでしょう、
国立文楽劇場2階のおみやげ屋さんで
赤穂大石神社の「義士みくじ」」と円い絵馬、手ぬぐいなどが売られていました。
せっかくなので「義士みくじ」を買いましたーー結果は小吉でした。
【おまけ2】
朝の神戸三宮。
第9回神戸マラソンの交通規制をしていました。
珍しいので写真を撮ってみました。