「ターナー展 風景の詩」@京都文化博物館に行ってきました! 〜「年々好きになる画家」の最右翼〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

事後報告。

 

「ターナー展 風景の詩」@京都文化博物館

 

を見に行きました。

 

告白すると、「イギリスで最も偉大な画家であるのみならず、風景画の歴史のなかで最も独創的な画家のひとり」であるターナー(1775-1851)、30代半ばまで、あまり好きではありませんでした。

 

本当に、ここ数年です、ターナーの良さが分かってきたのは。

 

20年近く美術鑑賞が趣味ですが、

ヒエロニムス・ボス、フェルメール、シスレー、デュフィ、ブラック、カンディンスキー、スピリアールト、フォンタナ、サム・フランシス、ヴィルヘルム・レームブルック、フランシス・ベーコン(哲学者の方ではなくて画家の方です)、葛飾北斎、谷中安規、川西英、森村泰昌といった、

「作品を初めて見たときから大ファンになった画家」

がいる一方で、

 

ブリューゲルなど大半のオールドマスターの作家、マネ、ターナー、モネ、ピカソ、アンディ・ウォーホル、横山大観(!)、小磯良平(!)と言った、

「作品を見ても心にあんまり響かない画家」

もこれまた多いのです。

 

好き嫌いが激しいのですね。

 

ちなみにこの2分類の間で揺れ動く画家には、岡本太郎(!)、マレーヴィチ、ヴラマンク、ムンクなどがいます。

 

さて、このターナー、

特にわたしが40代に入ってから好きになってきました。

 

この展覧会の図録を買いましたが、

20代30代のわたしが今のわたしを見たら、

きっと理解できなかったろうと思います。

 

自分の審美眼が磨かれてきた、ということかもしれませんが、

個人的にはそういうことではないと思います。

 

そういうおつきあいがあっても、いいんじゃないか。

 

何であれ、芸術家に限らず、ターナーのように

いい仕事をしているひとは尊敬されるべきです。

 

おすすめします!