昼休みを利用して、
神戸・岡本(渦森橋)で神戸人形を製作されている
人形工房ウズモリ屋さんへ行ってきました。
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神戸人形について 〜日本玩具博物館の解説より〜
「神戸人形」は、明治時代中頃に神戸で誕生したからくり人形です。台の上の人形が手を動かし、首をふり、大きな口をあけて西瓜を食べたり、酒を飲んだり…。その滑稽な動きと繊細な仕掛けは、神戸っ子だけでなく、神戸を訪れる外国人観光客の人気をさらいました。実際、明治から昭和初期にかけて作られた神戸人形は、アメリカやヨーロッパの各地に多く残されています。
明治時代の神戸人形は、柘植(つげ)などの材料が使用され、木肌の美しさを強調した作品が多く、「お化け人形」あるいは「布引人形」(観光地・布引の滝で売られていたため)などとも呼ばれていました。昭和時代のはじめ、作品全体が黒で塗られるようになる頃には、「神戸人形」の名前が定着していきました。
神戸人形の作者として分かっているのは、初代の野口百鬼堂、二代目と目される出崎房松、昭和初期に神戸人形を有名にした小田太四郎、そして戦後、数百種に及ぶ神戸人形を精力的に製作した数岡雅敦です。ここ数年間は製作者もなく、廃絶状態となっていましたが、2002年より日本玩具博物館では、「西瓜喰い」や「酒のみ」などの復元作業を行い、次代につないでいく活動を始めています。
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阪急岡本駅から徒歩5-6分にある「岡本7丁目」バス停から
神戸市バス31系統に乗って、「渦森橋」バス停まで。
バスに乗っていた時間は10分くらいだったと思いますが、
結構標高の高いところまで連れていかれました・・・
おまけに雨まで降り出してきて、また運の悪いことに傘を忘れてしまいました。
バス停からバスの進行方向へ徒歩1分足らずのプレハブの建物がウズモリ屋さんです。
石油ストーブで暖をとらせてもらい、タオルも貸していただきました。
ありがとうございます。
去年の年末までデザイン・クリエイティブセンター神戸- KIITOで催されていた
おもちゃと人形の展覧会(神戸開港150年記念企画展でもありました)
「TOY & DOLL COLLECTION」
(会期:2017年1月25日(水)~12月28日(木))
から戻ってきたばかりの神戸人形を(段ボールに入ったままの状態で)見られました。
ある意味、貴重です。
日本玩具博物館@姫路・香寺に所蔵されている修理中の古い神戸人形も見られて
(ウズモリ屋さんでは古い神戸人形の修理もされています)、これまた貴重な機会でした。
工房を訪れたのはもちろん神戸人形が欲しかったわけで・・・
(インターネットの通信販売もしていますが、実際に人形を触ってみたかったのです)
●「シャケ熊」
●「食事」(「品玉人形」といって、つまみを回すたびに料理が変わります)
これで、神戸人形は5種類になりました。
「はりねずみのハリー鍼灸院」で遊ぶことができます。
神戸人形とは別に、シンプルな仕掛けのからくり人形も買いました。
「パンチ人形」というやつで、
裏側から内部のからくりを見ることができます。
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「パンチとジュディ」とは 〜ウィキペディアより〜
パンチとジュディ(原題は "Punch and Judy")は、イギリスの人形劇とそのキャラクター、およびイギリスを中心とした英語圏の童謡であるマザー・グースの1編である。
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人形劇「パンチとジュディ」の起源は、14世紀のイタリアの伝統的な風刺劇「コメディア・デラルテ」である。「パンチ」は、この劇がイギリスに伝わった際に、劇に登場する道化師、プルチネッラ(Pulcinella)が「Punchinello」と綴られ、それが後に「Punch」 に縮められたものである。
人形劇「パンチとジュディ」のイギリス初演は1662年5月、ロンドンのコヴェント・ガーデンにおいてで、17世紀に活躍したイギリスの官僚サミュエル・ピープスの日記中に記されている。
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人形劇「パンチとジュディ」は、演者により多少ストーリーの変更はあるものの、基本はパンチが赤ん坊を放り投げ、ジュディを棍棒で殴り倒し、その後も犬や医者、警官やワニなどを殴り倒し、死刑執行人を逆に縛り首にし、最後に悪魔を殴り倒すというのが大筋である。
残酷ながらもその荒唐無稽なドタバタ喜劇はイギリス国民の人気を集めており、夏の海岸やキャンプ場など人の多く集まる場所でよく演じられる他、毎年10月最初の日曜日に「パンチとジュディ・フェスティバル」がコヴェント・ガーデンで開かれている。
また、2012年5月12日・13日の2日間にわたって、「パンチとジュディ」350周年のフェスティバルがコヴェント・ガーデンで行なわれた。
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お忙しい中、時間を割いて応対していただき、ありがとうございました。
ビニール傘も。(あんなに本降りになるとは思いませんでした・・・)