「節度ある適度な飲酒」は純アルコール量で何グラム? 〜厚生労働省「健康日本21」より〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

きょうは

お酒との上手なつきあい方

について。
まず、医学的なことはさておき(本当はさておいてはいけませんが)

どうせお酒を飲むなら、
気分よく楽しく飲みましょう。

マイク・ロイコだったかな? 翻訳家の井上一馬が、

「悪と闘い、権力と闘い、役人と闘い、機械と闘い、常識と闘い、欺瞞と闘い、不条理と闘い、“愚かな”女性と闘うコラムである」

と評したアメリカの名コラムニストがいました。
そのロイコが若い頃バーテンダーとして働いていたバーに入り浸っていたアル中老人の

「酒を飲んで楽しいと思っているうちはまだまだよ」
(確かそんな意味だったはず。河出文庫、古本屋さんに売ってしまって今手元にありません、売らなきゃよかった・・・)

に共感する部分はあるんですが(我ながら「お前それでも医療従事者か」という自己批判とセットで)、お酒を飲んでもっと憂鬱になったり惨めになったりしたいなら(やけくそになりたいときもありますよ・・・我ながら 以下同文)せめて周りに迷惑をかけないように。

ということで、本題。

お酒の適量についてですが、
日本の厚生労働省の健康施策「健康日本21」の資料に載っています。
「節度ある適度な飲酒」から抜粋(読み易いように適宜改行、空白を入れています)

(3)「節度ある適度な飲酒」について
 
わが国の男性を対象とした研究のほか、欧米人を対象とした研究を集積して検討した結果では、

男性については1日当たり純アルコール10~19gで、
女性では1日当たり9gまで

で最も死亡率が低く

1日当たりアルコール量が増加するに従い死亡率が上昇することが示されている。

従って、通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。

なお、この「節度ある適度な飲酒」としては、次のことに留意する必要がある。

1) 女性は男性よりも少ない量が適当である
2) 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
3) 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4) アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5) 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
 
○「節度ある適度な飲酒」としては、
1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。


(注)主な酒類の換算の目安
●ビール(中瓶1本500ml アルコール度数5%)
 →純アルコール量20g

●清酒(1合180ml アルコール度数15%)
 →純アルコール量22g

ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml アルコール度数43%)
 →純アルコール量20g

焼酎(35度)(1合180ml アルコール度数35%)
 →純アルコール量50g

ワイン(1杯120ml アルコール度数12%)
 →純アルコール量12g


アルコールは基本的に毒物なので(だから消毒できるのです、細菌=微生物が死ぬくらいの毒性があるということ)、飲まないにこしたことはありません。

また、飲み方を間違えると社会的にも大きな損失が出ます。
同じく「健康日本21」から抜粋すると

アルコールに起因する疾病のために、1987年には年間1兆957億円が医療費としてかかっていると試算されており、アルコール乱用による本人の収入減などを含めれば、社会全体では約6兆6千億円の社会的費用になるとの推計がある。これを解決するための総合的な取り組みが必要である。

当人はもちろんお国のためにもならない。

でも、適量を守ればお酒は人間関係の潤滑油にもなり(「飲みニケーション」というやつ)、血管拡張、アルコールの代謝亢進に伴う発熱などによる健康増進も期待できます。

お花見に歓送迎会、コンパなどでお酒を飲む機会が多くなるこの時期。
ご参考に。


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西宮市政ニュース(2016年3月25日版)に

西宮市公民館活用促進プロジェクト
『ストレスに負けない方法と鍼灸』


が掲載されました!!

一番上に載せていただいて、ありがとうございます!! がんばります!!
ーーーーーーー


4~7月の第3火曜日の午前中、西宮市の高木公民館で、ストレスマネジメントと鍼灸についてのボランティア講座を行うことになりました。

西宮市での講演は初めてです。がんばります!


■対象 下の4つのうち1つでも当てはまる方■
●ストレスの原理や対処法について学びたい         
●鍼灸や代替医療に興味がある  
●ストレスを感じている、身近な人がストレスにやられている
●信頼できる健康情報を得る方法を知りたい

■日程・内容 (全4回、1回だけのご参加も可)■
4月19日(火)10時~11時30分
  「ストレスって何? 鍼灸(はり・きゅう)って何?」 

5月17日(火)
10時~11時30分
  「ストレス対処法・予防法Ⅰ 鍼灸の治療原則」 

6月21日(火)
10時~11時30分
  「ストレス対処法・予防法Ⅱ 東洋医学の基本」

7月19日(火)
10時~11時30分
 「健康情報の選び方(メディカルリテラシー)」

※各回ともセルフケアの実習あり 
(小児はり(かっさプレート)を使ったタッチセラピー、自律訓練法、漸進的筋弛緩法

■場所■
高木公民館 第1集会室(〒663-8033 西宮市高木東町15-10)

■定員■
15名(予約制・先着順)               

■参加費■
1回 500円(教材費 込み)

■講師■
本木晋平(もとき しんぺい) 
(鍼灸師・日本抗加齢医学会会員・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)   
  
※筆記用具をご持参ください
※ひじから先、ひざから先を出せる動きやすい服装でご参加ください

案内のチラシは、西宮市内の公民館・図書館にあります。


ふるってご参加ください。

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解剖生理学と運動学に基づいた治療法
ーー全身100カ所打つ鍼と棒灸ーー
疲労回復・体質改善へ導く
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【注】画像および文章の無断借用・転載は固く禁じます。

まずは、「ストレスフリー顔はり」がどんな顔はりか、ご覧いただきます。

(前面)お顔の鍼はとてもシンプルです。頭や首にも鍼を打っているのが見えますか?


(後面)顔以外に打たれているこれらの鍼こそ「ストレスフリー顔はり」の特長です。

鍼治療の経験のない方にはものすごく痛そうに見えるかもしれません。
実際はものすごく気持ちいいです。

***

名前の通り、ストレスを解放させる(フリーにする)「ストレスフリー顔はり」。
リラックスさせる自律神経の副交感神経を刺激することを目標とした打ち方です。

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女性の方はもちろん、男性の方も歓迎します。
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「はりねずみのハリー鍼灸院」@西宮・門戸厄神へ

※患者さまから撮影・公開の許可をいただいています。ありがとうございます。

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