以前ブログに書きましたが
長いこと迷った末、そごう神戸店の地下1階で買いましたよ。
むかし故・古今亭志ん朝師匠が
「中身もいいけど、器もいいねえ」
とにっこりしていたテレビCMを降って湧いたように思い出しまして。
(昭和生まれなもので、申し訳ございません)
高級なものだと有田焼の器に入っているのですが、「器よりも、中身を重視」(ということにしておきましょう)のわたしは、
プラスチック容器入り・110g 税込830円(本体750円)を。
***
錦松梅のホームページから、このふりかけの歴史を引用しますと。
江戸の人々は「奢(おご)りに往く」といっては、月に二度ほど家のもの全員で料理屋に足を運んだといいます。それほど味を楽しむ気風にあふれた時代だったのでしょう。「錦松梅」はその江戸の風味を今に伝える伝統の「ふりかけ」です。
創業者の旭翁(きょくおう)は掛川藩の武士の家に生まれ、うまいものを求めて全国を歩いたという食道楽の豪傑でした。その旭翁が子供の頃、寺子屋でいつも食べた弁当のおかずがかつお節を削ったもの。それが気に入らず、後年自らの手で長い年月をかけて完成した独自のふりかけが「錦松梅」でした。
その後時を経て商品化に踏み切ることになりますが、もともとは商売にする気はなく、華道古流の師匠であった妻のもとに集まる婦人や令嬢、あるいは知人たちに自慢で供していたそうです。ある時にお弟子さんの一人である社長令嬢の結婚式に請われて引出物としたところ、そのえもいわれぬ香り、風味、口あたりがたちまち評判になったといいます。
東京四谷左門町の地に商品として産声をあげたのが昭和7年。旭翁の道楽のひとつであった盆栽の中から、代表的な「錦松 (にしきまつ) 」と「梅」を合わせ「錦松梅」と名付け、商標のマークは中国古来の瑞鳥である「鳳凰」としました。
その後、現在では関東を中心に全国の百貨店にてお取り扱い致しておりますが、味付け、製法は秘伝の創業当時のまま。この頑固さが昔も今も変わらず愛され続ける所以です。
寺子屋(今の小学校)の弁当のおかずが気に入らなくて作ったという・・・
食通の執念が作り上げたと言っていい逸品です。
その錦松梅の原材料。
原材料名:
醤油、鰹節、砂糖、白胡麻、昆布、きくらげ、松の実、椎茸、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)、調味料(アミノ酸等)
美味しくないわけがない。
さっそく炊きたてのご飯の上にのっけて、いただきました。
福、雲の如し。
(福如雲)
(福如雲)
当分、家でご飯を炊くのが楽しみです。