いい作家(物書き)になる秘訣、教わっちゃいました。 〜心斎橋大学「ぶっちゃけトークの会」〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

きょうは心斎橋大学「ぶっちゃけトークの会」に行ってきました。

 

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ぶっちゃけトークの会
 
日本放送作家協会関西支部では、奇数月の最終土曜日に現役作家によるトークイベントを開催しています。
来場者の皆様よりお題を頂戴し、それにお答えする形で”ぶっちゃけた”トークを作家が展開。
名付けて「ぶっちゃけトークの会」。
 
世の中を深く観察する作家だからこそできる、奥深い話を生で聞くことのできるチャンスです。
複数の作家の話が聞ける、と毎回好評です。
 
小説、ドラマ・ミュージカル脚本、児童文学・・・様々な分野で活躍する作家が多数登場します。
「書く」ことに興味のある方、芸能関係に興味のある方・・・
多数の方のご参加をお待ちしております。
 
次回予定 2014年11月29日(土)、6時開場、6時半開演~9時終了予定※奇数月の最終土曜に開催
開催場所 心斎橋大学(tel:06-6252-7000/10:00~20:00 日祝休) ※ご予約は不要です。
参 加 費 一般1,000円
出 演 者 新野新、他、関西放送作家協会所属の多数の作家が出演
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参加費の1000円を払うと、リクエストカードを渡されまして。
出演者への質問や「こんな話を聞きたい!」という要望を書き、出演者はそれを見ながら話す、というものです。
 


わたしは「愛読書または人生に影響を与えた本について」を希望。

リクエストに応えていただいた山路洋平先生、シブい作家のシブい作品を紹介してくれました。

高田保(1985ー1952)『青春虚実』

出演者は錚々たるメンバーが入れ替わり立ち替わり。
15~20分のトークはどれも勉強になり、何より新鮮で楽しかったです。


古川嘉一郎 先生
藤川ヤヨイ 先生
疋田哲夫 先生
林千代 先生
溝江玲子 先生
山路洋平 先生
林禧男 先生
梅林貴久生 先生


特に印象に残った学びは

「物書きは、物を書くから物書き。物を書かなかったら物書きとは言わない」

「NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』『マッサン』が面白いのは「劇的境遇の36分類(※)」のすべてが入っているからだ」

ありがとうございました。


※【「劇的境遇の36分類」「36の劇的境遇」(thirty-six dramatic situations)
ジョルジュ・ポルティ(Georges Polti 1867-1946)が劇作に登場する全シチュエーションを分類・整理したもの。
 
01―― 哀願・嘆願 
02―― 救助・救済 
03―― 復讐・復讐に追われる罪 
04―― 近親間の復讐 
05―― 逃走・追跡 
06―― 苦難・災難 
07―― 残酷な、または不幸な渦に巻き 込まれる
08―― 反抗・謀反
09―― 戦い・不敵な戦い・大胆な企図 
10―― 誘拐 
11―― 不審な人物・問題・謎 
12―― 目的への努力・獲得 
13―― 近親間の憎悪 
14―― 近親間の争い 
15―― 姦通から生ずる残虐 
16―― 精神錯乱 
17―― 運命的な手抜かり 
18―― 知らずに犯す愛欲の罪 
19―― 知らずに犯す近親者の殺傷 
20―― 理想のための自己犠牲 
21―― 近親者のための自己犠牲 
22―― 情熱のための犠牲 
23―― 愛するものを犠牲にする 
24―― 三角関係 
25―― 姦通 
26―― 不倫な恋愛関係 
27―― 愛する者の不名誉の発見 
28―― 愛人との間に横たわる障害 
29―― 大望・野望 
30―― 敵を愛する場合 
31―― 神に背く争い 
32―― 誤った嫉妬 
33―― 誤った判断 
34―― 悔恨 
35―― 失われたものの探索と発見 
36―― 愛する者の喪失

最後に、死海の水(1名)と出演者の先生のサイン入り色紙(3名)の抽選会があり、わたしは色紙が当たりました!! すごくうれしい!! 大切にします。