大きいことはすごいこと ~アンドレアス・グルスキー展@国立国際美術館 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

アンドレアス・グルスキー(1955-)は旧東ドイツの写真家。

プリントの大型化

デジタル画像技術の駆使

被写体の平面/二次元化(イコン化)

が特徴です。

世界中の風景が撮影されているのだけれど、ほとんどのプリントが数メートルのオーダーに拡大されています。


「どうしてこんなに大きくしなければならないのか?」


と疑問に思いながら作品を見ているうち、


「『巨大化(肥大化、と言うべきか)=規模の経済化』は現代の特徴ではないか?」


スケール・メリットやグローバリゼーションによる、空虚や個の埋没を表現しているような気がしてきました。


早い話が


「大きいことは『いいこと』ーーですか?」


と言っているような。

だからと言って、空虚や個の埋没の原因を、経済やシステムの巨大化のみに帰するのは、単純すぎる。
「大きいことは悪いこと」でもない。


「大きいことは『すごいこと』」


そのすごさーー大きくした当事者でさえコントロールできないところまで大きくなってしまったものが作る、プリントからはみ出し、はちきれそうな「ものすごい緊張」が、伝わってきます。


特に印象に残った作品は、


油やゴミの浮いたチャオプラヤ川を撮った「バンコク」シリーズ

題名の通りの「カミオカンデ」

「プラダ」/「プラダ

北朝鮮のマスゲーム大会「アリラン」を撮った「ピョンヤン

工房内で藤家具を作るひとびとを撮った「ニャチャン」

ロサンゼルス郊外のディスカウントショップの店内を撮った「99セント」


どれも、巨大化してしまったもののすごさを実感できます。


「現代とは何か?」を考えさせる写真展。おすすめします。当日・一般1500円。


http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html

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電話番号 080-3104-8016 メール宛先 harry-acu0302@ezweb.ne.jp

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2月2日(日) 10~22時
(当日予約可)

2月8日(土) 10~22時
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2月9日(日) 10~22時
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2月15日(土) 10~22時
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2月22日(土) 10~22時
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