「昭和モダン 絵画と文学 1926-1936」展@兵庫県立美術館に行ってきました。 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

「昭和モダン 絵画と文学 1926-1936」展を見に、兵庫県立美術館に行ってきました。

兵庫県立美術館のサイトより

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昭和期の最初の10年間は、文化的に多産で豊かな時期でした。
活力あるプロレタリア芸術運動が盛り上がり、スマートで洗練されたモダニズムの運動がそれに対立するかのように活発化します。さらに文芸復興とも呼ばれる流れのなかで「日本的なもの」が浮上し、今も知られる巨匠たちが近代日本を代表する芸術を確立しました。

この展覧会では、日本が次第に戦争へと向かうこの時期の絵画と文学に焦点を絞り、なかでも特徴的な表現を示した洋画と小説に注目します。
どちらにも共通する3つの大きな潮流を代表的な作品によって紹介し、時代の精神や雰囲気を立体的にご覧いただきます。
戦前期の文化の活力と豊かさ、その魅力をぜひお楽しみ下さい。
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ということで、個人的には洋画よりも本の装幀や挿絵(イラスト)の方が興味深かった。

そうは言っても、この時代に描かれた洋画も素晴らしい。特に

●東郷青児「超現実派の散歩」
●古賀春江「窓外の化粧」「サーカスの景」
●佐野繁次郎「機械」
●高井貞二「煙」
●児島善三郎「春待つ田圃」
●須田国太郎「法観寺塔婆」
●阿部合成「見送る人々」


はよかった。
昭和初期のデザインに興味のある方、古本屋を巡って初版本を探すほどの文学ファンなら、見に行く値打ちがあると思います。

※知らない作家がずいぶんいました・・・反省です。
葉山嘉樹とか藤森成吉とか片岡鉄兵とか龍胆寺雄とか朝原六朗とか・・・