昨日、清水靖晃&サキソフォネッツの公演記事を「エンタテインメント」というテーマにしましたが、クラシック音楽は元々はアート・芸術として語られるんだろうなと思いつつ、あえての選択でした。

音楽って音を楽しむって書くからエンタテインメントだって言えばその通りだけど、クラシックの世界には、エンタテインメント寄りになるのをよしとしない人もいるんだろうな~と感じています。でもあのコンサートは明らかに心躍るような体験だったし、エンタテインメントと一口で言うには失礼だろうし、もちろんかなりアート寄りだとは思うけど「芸術」とは書きたくなかったんです。

「芸術」ってなんか重い言葉ですよね。やたらありがたがってお金出したりへりくだったり、音大の先生たちがしかめっ面して生徒に指導しているイメージです。

最近ワークショップデザインの講座を受け始めてから「アートと教育」等という言葉が頻繁に登場してきて、アーティストと呼ばれる人の活動について今まで以上に考えています。

「art」を日本語に訳すと芸術と技術って二つの意味があるもんね。僕の好きな本で「禅とオートバイ修理技術」というへんな小説があるんだけど、原題は"Zen and the Art of Motorcycle Maintenance"。

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若い頃は原題をみて修理技術も高めれば芸術なのか~! なんて勘違いしてましたが、アートって元々日本語の「芸術」のような堅い言葉じゃなくて柔らかな言葉なんだなと知りました。

でも音楽の世界にはまだまだアートとエンタテインメントの境界線があるような気がします。

清水靖晃が今取り組んでいることは、自分自身が楽しんでクラシック音楽を解体し再構成しているような気がしますが、芸術性を崩すことなくエンタテインするという凡人には出来ない職人技で(サキソフォネッツの4人も芸大主席卒業とかすごい経歴の若者たちです)、まさにアーティストと呼ぶにふさわしいでしょう。

でもこの頃の風潮としてどこもかしこもレコード会社の名前が「なんとかエンタテインメント」になってるのが横に習えみたいでカッコ悪いよね。


オレも名刺にEntertainment Companyって書いてるけどね(笑)。