10/27(日)きのホ。さんホ。ツアーの長野公演に行ってきた。

 

本ツアーは、全国行った事ない17か所を回るツアー。自分は初日の浦和に参加したのみで、ツアーに参加するのは長野で2公演目だった。

 

今回のツアーの目玉のひとつは各地で、ライブ前にプチオフ会的なイベントをやる所。長野は「リンゴ狩り」であった。浦和も含めて大半の場所が「体操」なので、それだけで長野は特別感があった。長野はうちからだと新幹線を使えば2時間かからない。日帰りの為、殆ど調べることもなく当日に臨んだ。

 

長野駅に着いたのは9時過ぎ。りんご狩りはそこから数駅先の「豊野」という駅が最寄りのようだった。

が。。。調べると「豊野」駅から片道35分と出る。そして長野~豊野間の電車は1時間に二本程度である。

 

 

 

 

 

豊野駅までGoogleマップを参考にリンゴ園まで歩く。もっともほぼ一本道なので、殆どGoogleマップを見る必要は無かった。長い道のりではあるのだが、ヘッドフォンで音楽を聴きながら途中のコンビニで買ったビールを呑みながら青空の下を歩くのは楽しい経験だった。

 

リンゴ園に着き暫く待っているとメンバーの乗る車が到着した。気付くと40人位は集まったであろうか?浦和の体操とそう変わらない気がする。こんな辺鄙な場所なのに。。。

 

 

 

 

りんご狩りでも「体操」から始まった。体操が終わると、各メンバーそれぞれ分かれて15分程度のリンゴ狩りタイム。特に指示された訳でも無いが、殆どの人は推しの後ろをついて回っていたように思う。自分もそうした。メンバーがりんごをもぎると拍手が起こった。これだけで楽しい。自分も知らなかったのだが、リンゴはくるくる回して引くともぎれる。くるちゃんはずっとくるくる回して「取れない~」と悲しそうにしていてかわいい。秋田出身だからてっきりリンゴなんて慣れっこだと思っていたのだが、初めての体験だったらしい。15分は割とあっという間に過ぎ、各メンバー分かれて特典会が始まった。

 

東京は雨予報だった筈だが、長野は気持ちよく晴れていて、日差しが強い。ときたま、僕はリンゴの木を眺めた。初めての為良しあしが分からない。リンゴは赤いのが正解な気がするのだが、黄色いリンゴを食べている人がいたので食べてみるとすっきりして美味しい。その事をくるちゃんに告げると「なんてやつ?」と聞かれたのだが名前がわからず困惑させてしまった※後で調べたらシナノゴールドでした。

 

集合チェキを撮りたかったのだが、如何せん駅まで徒歩40分近く。電車も一本逃すと一時間待たされる場所なので、12時半でリンゴ園を撤退した。帰りは行きと違い道がわかっているせいか、心なしか早く感じた。

 

長野駅に着くと、先日のらねちゃんツイキャスで紹介されていた駅前の蕎麦屋に入り、十割蕎麦のもりそばと天ぷらを頼んだ。これがなかなかの当たりで、きゅっとしまった十割そばがのどごし良く一気に平らげてしまった。

 

 

 

開場間近になったのでライブハウスへと向かった。長野でのライブは駅前の「LIVE HOUSE J」というライブハウスだった。地下に入ると、呑み屋が並んだ真正面で、ちょっと不思議な場所だった。キャパは100人位だろうか?場内は細長でも横長でもなく、正方形に近い。SOLD OUT公演だった為混雑していたが、動けないほどでもないし、後方からでもそこそこ見えそうで、丁度良い混雑具合だった。

 

16時になりライブがスタートした。今回のツアーで使用されている"出囃子"?が流れる。これがまず楽しい。

 

♪き、き、きのポ、き、き、きのポ~

♪さ、さ、さんポ、さんさんポ~

 

浦和では初見だった為、若干フロアに戸惑いもあった事もあり、何度かやり直させる、という仕掛けがあった。公演数を重ね、すっかりおなじみになっているせいか、フロアもまとまっており、一度で終わった。シンガロングが楽しく、のっけからフロアに一体感を出させるのが、上手い。

 

一曲目の「TEA」「山形の星こはる~」で一気にボルテージがあがる。そして「モーニンググローリー」「魂リリース」「emo衛門」と、新旧入り混じったスピード感のあるセトリで、休む暇がない(終わってから知ったが、この日のセトリはスタッフのちなつさん選曲)

 

MCになった。らねちゃんがスタッフに「客電つけてください」とお願いする。これは浦和でもやっていた。どうやら毎回恒例のようだ。場内の明かりが点くとメンバーは場内のひとりひとを見た。こういう配慮は嬉しい。暗闇の中だと如何せん、後方の人間は「有象無象のだれか」になってしまう。きのホ。のライブはどこにいようが「顔も名前もあるファン」であることを認識させられる。

 

MCで、長野生まれのミコちゃんが凱旋公演である事を話し始める。らねちゃん「埼玉でも言ってたよね。。。」ミコちゃん「あれは育ちが埼玉だから、こっちは生まれだから」。しれっと言うミコちゃんがおもしろい。

 

どうやら長野は「ハッピー凱旋」のようだった。

 

MCがどこまで決めれれているかわからないが、割と唐突に「長野について」と振られたミコちゃんが、

 

「おじいちゃんが長野の人で、おじいちゃんは絵を描く人だった。自分もそれに影響を受けて、絵を描いて学校に行ったり紆余曲折を経て今きのホ。に巡り合っている」

 

元々考えていたのか分からないが、ミコちゃんの話がうまく感心しながら聞いた。

 

中盤セトリ。「馬鹿と煙」が聴けたのが個人的には嬉しい。最近の東京のイベントではあまり聴いてなかった気もする。そこからの「晴天」「夕立雲」ときのホ。のエモ曲が続く。ちょっと涙腺がゆるんでしまう。

 

が、ここで入ったこはるちゃんのMCが凄かった。細部は失念してしまったので語弊もあるかもだが、要約すると

 

「わたしたちは不器用で、かっこよくありたいけどかっこよくなれなくて。普通の人はまっすぐ歩けても私たちはつまずいてしまう。きのホ。は4年目を迎えたが、今日もライブ前に緊張で泣いてしまった。それでもかっこよい存在でありたいです」

 

所々に言葉をつまらせたり、涙を拭きながら語るこはるちゃんから物凄く真摯な姿勢を感じて、会場の至る所から鼻をすする音が聞こえた。

 

曲に移るタイミングで、くるちゃんがこはるちゃんの背中をぽんと叩いた。ほんの一瞬だが、なんともドラマチックで美しかった。

 

そこから後半戦での「麗しのタンバリン」「シンドローム」「リビングデッド」は再び物凄い迫力で圧倒された。毎回「麗しのタンバリン」の自分のクラップのリズムが合っているのか不安になるのだが、楽しければそれでよいのだろう。

 

そして再びラストのMCではまたミコちゃんのMCが光っていた。

 

「長野遠征。本当に嬉しくて帰りたくない。でもみんなで来れて嬉しかったし、笑顔で帰ろう」

 

みたいな、前振りと言ってしまえばそれまでなのだが、あまりにもうまくて、それが「ブリリアント帰り道」の枕だったとは気付かなかった。そしてここから始まった「ブリリアント帰り道」のパフォーマンスは、途中途中のミコちゃんや、こはるちゃんのMCの思いがメンバー全員にこめられたような、ベストと言っていい完成度だった。長野でベストを選ぶなら確実に「ブリリアント帰り道」だったろう。くるちゃん、美里ちゃんのシャウトに何度か心臓を鷲掴みにされた。

 

本編は「DANGER」で終わった。浦和でやっていた最後のこはるちゃんパートのシャウトからの煽りがあった。ボルテージのあがった僕も声をあげた。「DANGER」がここに来てまた新たな魅力を増しているのがとても良い。

 

アンコールになった。アンコールは「反面教師」だった。本編でやり切ったのか、リラックスしてメンバー全員が本編以上に楽しそうに思えた。リンゴを手にした美里ちゃんがステージ上でもぐもぐ食べ始めたのがおかしい。結構がっつり食べていて、ちゃんと歌えるのか不思議だったが、ちゃんと歌っていてやっぱり不思議だった。途中で気付いたくるちゃんがびっくりしてて笑ってしまった。

 

ステージからメンバーがはけながらミコちゃんが「はっぴー」と言った。フロアから「はっぴー」と返された。何度か繰り返しながら幸せそうにミコちゃんは袖に引っ込んだ。

 

自分から見たきのホ。最大の魅力は、パフォーマンスに「遊び」があるという所だ。

”本気”で遊んでいるから安心して笑えるし、見ていてすがすがしい。今日の「反面教師」も正しく「遊んで」いた。

 

ライブが終了し、引き換えてなかったドリンクチケットでビールと交換した。良いライブの後に呑むビールは美味い。

どうやらバーカンのスタッフさんがきのホ。が好きなようで、それを聞いたポテトさんが嬉しそうに笑っていた。

 

浦和ではアンコールが2曲だったのだが、長野では一曲だった。時間の関係なのか、元々なのか。時計を見ると17時10分。ライブ時間は70分だったようだ。「もっと聴きたい」「もっと見たい」と思わせる最高のライブだった。個人的にライブというのは「もっと見たい!」位が丁度良くて、そう思えるから通うのだ。

 

ツアー長野。セトリの構成も完ぺきだったし、MCも素晴らしかったし、何より、それをメンバーもフロアも楽しんでいるのが浦和よりも遥かに一体感が感じられた最高のステージだった。

 

長野のきのホ。は僕が思い描く、理想的な「アイドルライブ」だった。

 

おしまい

 

 
 

 

 



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はじめに


本ブログは、10/14のきのホ。ツアー初日、浦和編の、地元民なりのおすすめ情報について纏めた物となります。僕自身が色んな地方を回って予め調べたつもりが「意外と遠いやん!」「めっちゃ混んでる」「高い」など思ったり、地元民が行く店などは意外と表に出にくい、それらを解消しつつ行きから帰りまでの道程を考慮しながら書いていきます。

 

あくまでも書き手がおっさんな為、女性などが喜ぶ情報は皆無です。また、先日のらねちゃんの浦和紹介ツイキャスにツッコム箇所もありますのでご了承ください。


浦和とは?

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埼玉県さいたま市にある浦和。大宮までの主要駅としては、川口や大宮と比べると存在感は薄く、反面「一応都会駅ではあるがそこまで広くなく割となんでも揃ってる」それが浦和です。また、川口大宮ほどゴミゴミしておらず住民特化型の街のため、歩きやすい街でもあります。駅前は店が乱立しているが、あくまでもそれは駅前だけの話で、5分も歩けば住宅街に入ってしまう。

 

因みに浦和は日本一駅名が多く、浦和駅、今回体操が行われる北浦和駅以外に、中浦和、南浦和、東浦和、武蔵浦和、浦和美園などなどめちゃめちゃあります。なので「どこ住んでるの?」「浦和」と答えて「どこ浦和?」と来たら「あ、こいつわかってんな」となります。

 

まず、はじめに、浦和の名物は?と言われると「鰻」と「サッカー」になるんですがどれも縁がないので詳しくありません。

 

定期的に鰻イベントが行われる位鰻推しの浦和ですが、なんで海も無いのに鰻が名物なの?と思いますが、江戸時代に江戸に入る最後の大きな宿場町が浦和宿で、江戸時代の旅人が最後に鰻を食べたのが浦和らしく、未だに至る所に鰻屋さんがあります。

 

とりあえずさいたま市にはほぼ全駅に「サイゼリヤ」と「日高屋」がありますので、困ったらその二店舗を選択すれば間違いありません。中でも酒好きには埼玉にしか存在しない立ち飲みに特化した「立ち飲み日高屋」をおススメしたい所ではありますが、残念ながら今回の北浦和、浦和には無いためパスします。大宮に行けばあるので気になった人は探してみてください。


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北浦和編


まず午前中の北浦和公園の体操に参戦する方が多いと思いますので北浦和から話を進めていきます。

 

北浦和駅は、その名の通り、浦和の北、一駅目にあり、改札は一つ。改札を出ると西口と東口に分かれるが、体操の行われる北浦和公園は西口にある。とりあえず遠方から来ると困るのが「待機時間」。

 

改札を出て西口側を真っ直ぐ歩くと「ベックスコーヒー」がある。ただ、ここはタバコが吸えないので、喫煙者は西口側階段を降りて、左手の線路沿い、北浦和交番先、徒歩30秒程度の場所に喫煙所があります。多分北浦和駅前の公共喫煙所はここだけなので、困ったらここを使いましょう。

 

「ベックスコーヒー」以外にも西口を出ると右手に「バーガーキング」があります。他に西口には吉野家などもあります。

 

北浦和公園は駅から真っ直ぐ歩いて1分位なのでまず迷うことは無いと思います。中に入ったこと無いので公園内の説明は省きます。。。


北浦和駅西口(真っ直ぐ正面が北浦和公園)


さて、体操後。らねちゃんが配信で「歩くのおすすめ」と言ってましたが基本的には一本道、北浦和駅を出て左手に線路沿いの道がありますので、そこをトコトコ20分程度歩くとすぐ浦和です。ナルシスまではほぼ1本で行けます。特におすすめでもないのですが朴訥とした浦和を「さんホ。」するのも良いかもしれません。僕は、電車で行きます。

 

北浦和で、おすすめのラーメンは、北浦和公園の目の前、「ジャンクガレッジ」(通称ジャンガレ)です。ここは埼玉の二郎系ラーメンチェーンで、さいたま市民にお馴染みの店です。チェーン店なので二郎インスパイアの中では食べやすいです。またここのおススメは二郎風の「ラーメン」ではなく「まぜそば」を頼むのが通な選択です。多分そこまで混むことはありませんが、提供時間が10分近くかかるため、待っている人がいる際はやめた方が良いです。oasisがずっと流れていますのでoasis好きにもおすすめです。


ジャンクガレッジ

 

「ジャンクガレッジ」近くには他に「柳麺 呉田」という店があります。線路沿いで先ほど書いた喫煙所から徒歩30秒位、西口から徒歩1分程度です。ここは歌舞伎町のラーメン博などに出店したり、と上品で独特の味わいがあります。

 

本来なら東口にはらねちゃん配信でも話題になっていた、さいたま市で有名な「娘娘(にゃんにゃん)」という「スタミナラーメン」が有名なラーメン屋さんがあるのですが、現在店長体調不良で休みの為、多分厳しいと思われます。「娘娘」はさいたま市にも複数あり浦和にもありますが、ここはチェーン店ではなく「暖簾分け」の為、店によって味が違い、北浦和店が美味しいらしいです。


娘々(北浦和店)


ラーメン屋以外に「酒」のおすすめでは、西口前の「大衆すし酒場 じんべえ太郎」が昼間から空いており使いやすいです。値段もそこまで高くないです。また、北浦和公園の入口にスタンドバーがあるので、一人呑みならここで軽く呑むのも良いと思います。


大衆すし酒場 じんべえ太郎


一人遠征の人に悩ましい「時間の潰し方」ですが、北浦和東口には駅前にスーパー銭湯「湯屋敷 孝楽」がおすすめです。さいたま市に数少ない駅から徒歩圏内にあるスーパー銭湯ゆえ、混んでると思いますが、それでも都内のスーパー銭湯ほどではありません。

 

また音楽好きなら北浦和公園横に「ディスクユニオン」があります。新宿店ほどではありませんが、それなりに広く、在庫数も多く、音楽好きなら楽しめると思います。

 

ここまでつらつらと北浦和について書きましたが、個人的には「さっさと浦和に移動」が一番おすすめです。


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浦和編 ライブ前


北浦和には徒歩も可能ですが、京浜東北線が一番無難だと思います。一駅なので2分程度です

 

改札を出ると、こちらも北浦和同様に「東口」「西口」とわかれます。迷わないと思いますが、駅を出て正面にPARCOがあれば東口、伊勢丹があれば西口です。ライブハウス、ナルシスは西口、伊勢丹側になります。


浦和西口駅前

 

が、これ地元民も「伊勢丹」と言いがちですが、厳密にいうと駅正面に見るのは「CORSO」という商業ビルです。


ナルシスにそのまま向かう場合、駅から出て左手に再開発中の一帯が見えます。そのまま駅を背にして工事前を歩いて再開発地域が切れたところで左折するとすぐあります。

 

さて、やっぱり喫煙者は一刻も早く、ヤニりたい衝動に駆られると思いますが、安心してください。浦和は喫煙者天国で、駅前の喫煙所に恵まれています。もっとさいたま市は「喫煙者にやさしい街」を名乗って良いと思います。

 

使う人は限られそうですが、東口にはPARCO前に喫煙所があります。がここはバスロータリーをぐるりと回る為PARCOに行かない限り、おすすめしません。

 

「トイレに行きたいしタバコも吸いたい」。そんな人は西口側、エスカレーターを上がると右手にatreという商業施設があります。そこに入ってエスカレーターを登るとすぐ喫煙所とトイレがあります(3Fですが、駅から直結してるのが2Fなので1フロアあがるだけで良いです)。もっともここを使うのはちょっとマニアックすぎるので、無難に駅を出て右手に向かうと伊勢丹前に公共喫煙所があります。駅から徒歩1分で三つも喫煙所がある、素晴らしい街、浦和を堪能できます。

 

遠征先ではインスタやTwitterで画像をあげたくなるもの。浦和には「レッズ」関連の物が街の至る所にありますが僕はサッカーがわからないのでいまいち有り難みがわかりません。サッカー好きなら改札真っすぐ行った所のPRONTO横にグッズが飾られているので楽しいかもしれません。

 

また、中途半端に都会なので、別に目立つようなものもありませんが、個人的に全員行ってほしい「映えスポット」。それは伊勢丹前にある「やなせたかしがうなぎをモチーフにして書いたらどっからどう見ても某パンマンにしか見えない」銅像です。

 

たまに「わ、某パンマンだ!」と無邪気に言っている人も見ますが、違います。


「うなこちゃん」です。


さいたま市民にネタでも「浦和駅前にある某パンマン」などとは言ってはいけません。さいたま市民にレッズとうなこちゃんは二大侮辱してはならない存在です。

 

さて、配信でらねちゃんが言っていた「ラーメン王」ですが、これは西口を出て線路沿い、徒歩3分程度であります。が、至って平凡な街中華なので僕は入ったことがありません。。。

 

もう一つ「鳥そば 一嵯(いっさ)」を上げていましたが、こちらはPARCO側、東口になります。ここをらねちゃんが取り上げていたのは正解で、浦和で屈指の人気ラーメン屋さんです。東口を出て右手側に歩いていき、道路を渡るとすぐ正面にあります。駅から2分位です。但しこちらも人気店の為確実に並んでいます。もっとも提供時間がそこまででも無いので10人位の列なら20分程度で入れるような気もします。

 

浦和にはもう一軒人気のラーメン屋さんがあり、こちらは西口の伊勢丹裏の「狼煙(のろし)」というつけ麺屋さんです。こちらは元々大宮にある店の浦和店です。こちらも常に並んでいる為僕は入った事がありません。特典会以外は並ばない主義なので。。。

 

ラーメン屋以外のおススメでは、埼玉は「うどん」も名物です。ちょっと駅から離れますが、西口から徒歩10分程度歩くと閑散とした住宅街にぽつりと「まつ奈」といううどん店があります。店主が徹底的に拘って作られたうどんは腰があって非常に美味しいです。ここは店主のこだわりから撮影NGの為、余りネットに載ることも無いのですが、浦和の隠れた名店です。

 

浦和は昼呑みもそこそこあります。手っ取り早いのは東口を出てすぐ左手、ファミマの地下に昼からやっている「はなの舞」があります。煙草も吸えた、筈。この先の吉野家と日高屋の道をまっすぐ行くと「串カツ田中」もあります。


はなの舞

 

こだわるのなら、伊勢丹裏手に「力(りき)」という浦和屈指のレッズ応援店があります。「力」は何店舗かありますが、一番大きい店舗が昼からやっています。他店舗は違いますが本店は「レッズの店」なのでサッカー好きの方は是非行ってみてください。伊勢丹裏には他にも「磯丸水産」をはじめ、昼呑み居酒屋がある為、割と使いやすいです。

 

もし、一人で、チャレンジ心がある人は伊勢丹裏のイトーヨーカドーを目指してください。イトーヨーカドーの前に「ひとりあじ」という昼からやっているカウンターのみの大衆居酒屋があります。ここは激安なのですが、地元のいい感じのおっさん達が常連としてマスターと話しているので、その手のが苦手な人には敷居が高いです。僕も一回で心が折れました。割と自由な店らしく「イトーヨーカドーで買ってきて食べてよいよ」と言われましたが小心者なので出来ませんでした。因みにここの横にミスタードーナツがありますが、美里ちゃんがバイトしていたミスドはここだと思われます。


ひとりあじ

 


浦和編  ライブ後

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さてライブハウスですが、「ナルシス」は「ロイヤルパインズホテル」というホテル裏のすぐ横にあります。

凄く目立ちません。

50年以上は立ってそうな小さなビルの地下にあります。さんホ。が決まるまで僕すら存在を知らなかった位目立たないです。


ナルシス

 

ライブ終わりの呑み屋でおすすめは、先ほどの「力」よりも「ねぎ」という埼玉県チェーン店がおすすめです。こちらは名前の通り埼玉名物の「深谷ネギ」を用いた料理がメインです。全体的に値段も安く、仲間で行けば焼酎ボトルを頼んで割れば、限りなく安く呑めます。僕は友達がいないので、大体ひとりで呑んでるのでわかりませんが。

 

場所は伊勢丹裏を抜けて更に5分程度、ナルシスからでもやはり5分程度です。店内も広く、喫煙OKなので、ヲタク呑みをするならここを激しく推します。

 

一人遠征民におすすめしたいのは「立ち呑み モルガン」


こちらはナルシスから信号わたって、CORSOの真裏にあります。カウンターしかない小さい店ですが、バーのような佇まいで料理も美味しくおススメです。もうひとつ系列店で「立ち呑み ビアジオ」という店があります。こちらは駅から右手、線路沿いにいくつもスナックが並ぶ一番奥にあります。「ビアジオ」の店内は気持ち広く、煮込みが名物で美味いのですが、一品一品がでかいので注文するときは注意してください。煮込み、といっても「モツ煮」のようなものでなく、おでんに近く、具を注文します。出汁がしみ込んで非常に旨いです。個人的には「モルガン」より「ビアジオ」の方がおすすめなのですが、ナルシスからの移動を考えると「モルガン」の方が入りやすいと思います。もっともどちらも人気店なので時間帯によっては入れないかもしれません。

 


立ち呑みモルガン



立ち呑みビアジオ

 

因みに僕は買うことはほぼ無いのですが、埼玉のお土産としては「百万石饅頭」が知られていますが、逆に埼玉県民以外に知られていない「彩花の宝石」を推します。これはグミみたいな埼玉のお菓子でCORSOの裏手側の一階に路面店があります。また、そのCORSO裏目の前にある「ねぎみそせんべい」もおススメです。これは深谷ねぎを用いた埼玉のせんべいです。らねちゃんが挙げていた「ときわだんご」は食べたことないです。。。

 


まとめ

①浦和も北浦和も駅前に喫煙所がある

②北浦和のラーメンなら「ジャンクガレッジ」か「柳麺 呉田」

 浦和なら「鳥そば 一嵯」か「狼煙」

③浦和の呑み屋なら「ねぎ」か「力」

④お土産なら「彩花の宝石」「ねぎみそせんべい」

⑤映えるのは、あんぱんまんの偽物の銅像



それでは、浦和で素敵な「さんほ。」を!


おしまい



 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





tip Toe.のラストライブから6日後。7/27。きのホ。のツアー仙台に行ってきた。

正式名称は「東仙阪福バンドセット昼夜公演ツアー 「AJIHEN」。

福岡は既に終わり、仙台、大阪、千秋楽の渋谷duoと続く全4公演。仙台は2公演目であった。


きのホ。のワンマンに行くのはこれが初である。

僕は元々滅多に推してないグループのワンマンには行かない。


僕なりに推すグループの基準というのがあって「メンバー全員に興味を持てる」「推しとよぶべきメンバーがいる」、そして何より重要なのが「全曲楽しめる」グループに限る、という事である。僕はDDのように思われるが、自分では余りDDのつもりはない。原則推すのは2グループまで。且つ、推したグループはちゃんと推すようにしている。ちゃんと推す、というのは、主催イベント、ワンマンは勿論、時間と財力が許す程度にはフェスや対バン、リリイベにも参加する、という事である。そしてこの推し方をするとなると多くて2グループが限度、という事になる。


ゆえに、滅多に被っても他のグループは見ないようにしている。目移りしたくないのだ。なにより長年ドルヲタをしてきた経験から、全く刺さらなそうなグループはそれなりにわかったりする。


ただ、困ったことにそうした僕の包囲網をくぐり抜けてくるグループがたまにいたりする。


きのホ。を初めて見たのは、確か2022年の7月の事だったように思う。デビューした頃もそれなりに僕の周りの目ざといヲタクが騒いでいたし、どうやら楽曲も良いらしい、とは見聞きしていたのだが、先にあげたような理由から、見知らぬ外国の出来事、程度にしか受け止めていなかった。


2022年。丁度その頃の僕は、クマリデパートに通いながら、そろそろ推しが卒業して熱量が醒めていったukkaの次の代わりを無意識に探していたように思う。そして、楽曲派第〇世代、とも呼ぶべき、クオリティの高い楽曲、魅力的なパフォーマンスをするグループが台頭してきた時期であった。ringwanderung、fishbowl、タイトル未定、さとりモンスター、きのホ。tip Toe.


2022年7月、fishbowl、きのホ。tip Toe.のスプリットツアーが渋谷duoで行われた。当時の目当てはfishbowlだった。きのホ。のセトリは憶えてないが、当時気に入っていた「相合傘」は無かったように思う。「相合傘」のイメージが強すぎてくるちゃんってそんな感じのキャラなんだ、と思っていたが、ハードな曲だと一転して力強いボーカリストに豹変する姿がやたら強烈なインパクトを残した。


だが、暫くして僕の興味はtip Toe.へ傾き、僕はtip Toe.を推した。


とはいえ、きのホ。運営のポテトさんとtip Toe.運営の本間さんの距離が近い事もあり、被る事も多かった。なによりtip Toe.のりんちゃんときのホ。のくるちゃんが仲が良い事もあり、自然と曲を聴くようになった。


2023年夏。知り合いから「ゾーンB」公演に誘われた。演劇とライブの融合。それだけ聞くとちょっと新規やたまに見ているだけの人間には敷居が高く感じられた。

断った。

だが、くるちゃんの故郷である秋田遠征を見に行った秋田のヲタ友達が絶賛していた。そんなにいいんだ。。。通っているヲタクよりも、通ってないヲタクの批評の方が信頼度が高い。

生だったかアーカイブだったか憶えてないが配信で見てみた。

めちゃめちゃ良かった。。。

楽曲もだが、メンバーの演技も初々しくて楽しかった。

行かなかったことを後悔した。


きのホ。がちょっと無視できない存在になりつつあった。


去年の夏を境に、積極的にtip Toe.と被った時はきのホ。を見るようになった。何度か行くうちにくるちゃんも憶えてくれた。もっともこちらは「tipのりんちゃんに喜ばれたい」という下心があったので余り純粋ではない。tipの推しはあいりちゃんだったのだが、きのホ。と被った時はくるちゃんに行き、りんちゃんにも行った。どちらかが先だと合わせてもう一人に同じポーズをお願いしたりしていた。


りんちゃんは配信や特典会でも度々如何にくるちゃんが、きのホ。が素晴らしいかを話してくれた。「ゾーンB」を見に行ったというから感想を聞いたら「推しが尊過ぎてずっと泣いてた」と言われて笑った。感想になってない。2023年の春に、りんちゃんとくるちゃんが合同イベントをやっていたのだが、席数も少ない会場という事もあり、当時は何となくりんちゃん推しでもくるちゃん推しでもない自分がいく事が憚られ、スルーした。今では若干後悔している。


2023年10月。きのホ。の過去最大規模のワンマンがZEPP横浜で行われた。

友達に誘われた。

断った。


仕事が忙しい、という事が断った一番の理由ではあるのだが、同時に「ワンマンに行ったら絶対好きになる」怖さがあったのだ。

ライブが終わると、案の定絶賛の声がTLに流れてきた。

後悔した。


2023年8月。TIFでtip Toe.の解散が発表された。元々3年縛りのグループという事はわかっていた。2期に関して言えば、コロナ期間で活動出来なかったこともあり、メンバーそれぞれの在籍期間は異なるものの、4年の活動であり、十分な活動期間だった。そしてこの時点での発表では解散は2024年6月、というアナウンスだった。


発表から解散まで約1年の長さがあった故、当初はあまり悲しみは感じなかった。最後まで楽しめればいっかー。そんな気分でいた。


きのホ。はどの対バンでも楽しかった。去年9月のギュウ農宇都宮での屋外ステージでは、メンバーがステージから降りてきた。どのイベントだったか憶えてないが下北沢では、らねちゃんが壁を伝って、美里ちゃんが背中からダイブしていた。ステージが例え狭かろうが、屋外だろうが屋内だろうが、「全員楽しませるぞ」という気概が凄かった。


その辺あくまでもステージ上ではお嬢様然としたtip Toe.とは違った。勿論tip Toe.は大好きではあったのだが、元々ごりごり洋楽ロック好きだった為、毎回予測不能なきのホ。のパフォーマンスにもたまらない魅力を感じていた。


tip Toe.の終わりが近付くと、自然と知り合いのヲタクから「次はどこに通うんですか?」と聞かれた。そして殆どの身近な知り合いは「きのホ。でしょ?」と言ってきた。


3月のtip Toe.5thワンマンでラストライブが7/21と発表された。

一気に解散が現実となった。

4月にきのホ。のバンドセットツアーが発表された。見ると7/28に仙台が入っていた。関東民なら千秋楽の渋谷duoに行くべきなのだが、敢えてtip解散直後の仙台に行きたくなった。なんとなくきのホ。を見る事でtipの消失の穴を埋められる気がした。


毎回tip Toe.に一緒に通っていた仙台の友達を誘った。友達もきのホ。は好きだったのですぐOKしてくれた。そして他の秋田や岩手の友達も誘うと行きましょう、となった。

仙台は何度も遠征をしているが、毎回日帰りだった。tip Toe.傷心旅行になるのが予想されたので初めて泊りにした。


この間に5月の新宿LOFTの周年祭2days、6月の京都爛漫会、ときのホ。は月イチ頻度では見るようになっていった。ペンライトを買おうと物販に行ったら売り切れとの事だった。もっともペンライトを買うのはハマりそうなグループだけなので、この数年で買ったペンライトはクマリとtip Toe.しか無い。


7/28。仙台には11時半過ぎに着いた。いぎなり東北産のヲタクでもある友達がテレビ局の祭りにいぎなり東北産が出るから見ましょう、と誘われ勾当台公園に向かった。が、雨が強くなってきたので東北産登場前に会場である仙台MACANAに向かった。



MACANAは去年のtip Toe.秋ツアー以来だった。


昼の部は13時半開場、14時開演だった。着席、と公式が書いていたので全席椅子かと思いきや椅子が置かれているのは前方だけで後ろはスタンディングだった。我々が入場した時には既に椅子席は埋まっていたのでスタンディング最前を取った。


仙台の友達が「いや、俺なんてきのホ。見られるの仙台来た時だけだから恥ずかしい」と言っていたが、遠征はそうした地元民がいるのが望ましく、考えてみると、別にきのホ。ヲタでもない関東民の俺が仙台に来ている事の方がよっぽど謎だった。


ステージには既にバンドセットが組まれていた。夜の部はバンドセットなのだが、昼の部はアコースティック、と聞いていたのでてっきりアコギだけのしっとりしたライブを想像していた。


14時になりバンドメンバーが入って来た。ゆっくりと音が出始める。ドラム音にエコーがかかる。「ん?これダブか!?」めちゃめちゃ驚いた。

ダブというのは、レゲエが派生した音楽である。要はジャマイカのクラブミュージックである。1990年代にイギリスのロックバンド、プライマルスクリームがダブのアルバムを作った。そうした例外はあるものの、独特すぎる為あまり「ダブ」を取り入れるグループは少ない。少なからずともアイドルでダブを取り入れたのはきのホ。が初なんじゃないだろうか?


そうして始まったのは「リビングデッド」だった。


過去何度もアイドルのバンドセットは見ている。普段「オケ」でのパフォーマンスに慣れていると、正直バンドメンバーの個性が出過ぎて残念な出来のグループも多かった。そこまでではなくとも、大半のグループは「あくまでもオケを生演奏にしてみました」の域を超えてなかった。「なんの為にバンドセットでやりたいのか?」そこのマインドが深堀り出来てないグループが多い。バンドセットに意味があるわけでなく、結果論でバンドセットでないと意味がない。


これはアコースティックライブ、というより、実質別バージョンライブとでも呼ぶべき、「きのホ。の楽曲を更に魅力的に見せるバンドアレンジ」のようなものだった。聴きなれた楽曲が全く新鮮に聴こえた。グループの音楽への飽くなき探求心を感じた。


そして更に驚かされたのは、ライブ中、曲によってメンバーが楽器を手にしたことだ。こはるちゃんのアコースティックギターは想定内だとして、美里ちゃんはピアニカ、フルート、らねちゃんはカウベル、と名前分からないお尻の下で叩くパーカッション、くるちゃんはカズー。楽器のチョイスも渋い。元から演奏できたのかは知らないがアイドルが「ちょっとやってみました」の域では無い。どのメンバーの演奏も完璧にバンドと一体となっていた。


ミコちゃんが小型ピアノを出してきて単音を同じリズムで叩いた。そこにゆっくりと他の楽器が入ってきて「晴天」が披露された。オリジナル同様、ミコちゃんのピアノは何回かキーを変えた。ピアノの音色がMACANAを包み込む。それはとても美しい音色だった。


以前tipプロデューサーの本間さんと話していたら「気軽にお酒を飲みながら見られるライブをやりたい」と言っていた。tipでは結局実現しなかったけれど、きのホ。ならやれそうな気がした。


後半、らねちゃんがカンカンとカウベルをたたき始める。リズムで「コネクト」だと分かった。客席が手拍子でコネクトのリズムに合わせる。一体感が凄い。常々思っている事だが、きのホ。のパフォーマンスは独特だ。ステージとフロアの隔たりを感じない。

一般的に、アイドルのライブは演者のパフォーマンスに対し、オタクが考案したコールやMIXを入れて成立している。それはそれで楽しいのだが、初見で見るとイマイチ着いていけない現場が多いのも確かだ。

きのホ。の場合、メンバーに委ねていれば、初見でも楽しめる。そこがきのホ。ならではの魅力だ。


時計を見ていなかったのでそれが1時間だったのか、1時間半だったのか。ラストの「観月京」を最後にライブは終わった。強烈なライブだった。


考えてみると、この数か月、週3ペースでtip Toe.のライブを見ていたのだが、そこにはライブを楽しむという純粋な気持ちに「間もなく終わってしまう」というドラマを重ねてみてしまっていた。久しぶりに心からライブを、音楽を楽しんだ。


tip Toe.解散直前の7/2。りんちゃんのソロイベでラストの曲として選んだのは大森靖子が手がけたMAPAの「アイドルを辞める日」という曲だった。


きのホ。のライブを見ながらその一節をふと思い出した。


「音楽で会いましょう」


慌てて物販で夜の部の為にペンライトを買った。


おしまい