4/21 PM19:06


LINEブログの消滅でもうブログなんて書かなくて良いや、と思ってたんですが、とてもとても暇なので初めてアメブロで書いてみる。


3/30にクマリデパートの武道館ライブが終わった。去年の10月から足繁くtip Toe.に通っていたのだが、クマリ武道館直前はそちらに集中していた為、結局3月はめみたそ生誕とFCイベントに行っただけで終わってしまった。


いつもは会社に定時に来て(週の何日かは遅刻)、Twitterをぽちぽちして定時に帰る(月の何日かは早退)していれば良いだけなのだが3ヶ月に一度の繁忙期だけは仕事に集中せざるを得ず、4月上旬はクマリの武道館アフターイベントとukkaの春ツアー千秋楽しかチケットは取っていなかった。


その間、tipToe.は未波あいり、宮園ゆうか、1期の日野あみのトークイベントがあったりしたのだが行く余裕はまるで無かった。


finger runs(略称フィンズ)、はBELLRING少女ハート、やMigma shelterの事務所、アクビが立ち上げた新グループである。あまり詳しくないので詳細を省くが僕個人は2月位からTwitterでその名前をちょくちょく見かけていたし、何人かの友達が通っている事を把握していた。中でも「兎月こむぎ」が毎朝している「おはようしてー」ツイートが面白く気付くと僕は「おはようしてー」ウォッチャーになっていた。


そんな訳でフィンズは「近々見たいグループ」リスト入りをしていた。


繁忙期終わりのタイミングで、フィンズ、とtipToe.が出るエクストロメが発表された。すぐにチケットを叩いた。


仕事を早退し新宿LOFTに向かう。場内に入り、下手側の壇上最前を取った。



1組目のシンダーエラは初めて見るグループだった。シンダーエラが終わり場内を見渡すと、最近フィンズにはまっている友達を発見し、手を振った。友達は前で見るよりも後方で湧くのが好きなタイプなので今日も後方で仲間と思われる人達と固まっていた。

そうこうしているうちにフィンズが「わぁぁぁぁ」と騒ぎながら出てきた。その時点で頭の中で「???」となった。かつて見てきたアクビ勢は僕的解釈だと淡々とステージをこなし、客は勝手に楽しむ。そんなイメージが強かった。だからこそフィンズが「わぁぁぁぁ」と客席を見ながら楽しげに入ってきたのが中々衝撃的で一層これから始まるライブへの期待度が一気に高まった。

そして、そこから1曲目「storm rider」が流れた瞬間完全にやられた。最近配信された音源で曲としての素晴らしさは知っていたのだが、楽しげに観客を煽る姿は個人的にはアクビ最高傑作な気がした。場内を見渡すと友人たちが固まった後方ががんがん楽しげにコールを入れている。storm rider以外の曲は何となく配信で軽く聴いていたり、未配信の曲だったりで知らない曲ばかりだったが、アクビらしい「自由なパフォーマンス」を残しつつやたらメンバーが楽しそう、そのフィンズらしさがどの曲からも満ち溢れて期待以上のステージであった。

3組目のMirror,Mirrorは結成当初に曲を聴いたり、何度か見ているものの、毎回特典会被り、とかで通して見た事は無かったのだが、年末最後のエクストロメでの渋谷wombが中々良くて、いつかちゃんと見たいと思っていたグループ。そこまで音源は聴き込んで無いのだがどの曲もめちゃめちゃ良かった。ここまでは詳しくないグループが続いた為僕はずっと柵の上に手を置きほぼ地蔵で見ていたのだが「スパーリングフライト」で初めて振りコピをしていた。フィンズで温まった場内はさらにミラミラで熱気がどんどん高まっていった。

tipToe.目当て、ではあったのだがここまでのフィンズとミラミラだけで充分楽しくなっている。否が応でもtip、への期待が高まる。横にいた宮園推しの友達とよもやま話をしているとやがてステージが暗転した。僕はそれまで着ていたジャンパーを脱ぎ、前の柵にかけた。

「がやがやがや」

tipToe.のOverture的なSEが流れる。SEから1曲目になだれ込むのだが、tipToe.はいくつもSEがある為それだけでは違いがわからない。友達に「雨編すかね?」と話しかけた。雨編、というのは去年末にリリースされたEP、fifthRulerの事であり、どちらかというと静かめな曲群の事である。

徐々にSEにビートが入りボリュームが上がる。メンバーがステージに出てくる。センターに立った宮園さんが俯きながらクラップを叩く。ビートに合わせて場内のクラップがどんどん広がっていく。「きたきたきたきた!」。ひと月ぶりにtipToe.を見る僕の脳内ボルテージが一気に頂点まで上り詰めた。このSEから1曲目になだれ込む瞬間、それこそ僕がtipToe.のステージで1番好きな瞬間だ。思い出した。爆音で響く音の隙間をぬって横の友達に「ユナイトですかね?」と声をかけたが、披露されたのは「春の風速、帳が揺れて」であった。

この日に1番驚いたのはfifthRuler収録の「燕子花」の完成度だった。2022/11月のコンセプトワンマンでの初お披露目以降リリイベ等では見ているのだが、久しぶりに新宿LOFTで見る「燕子花」は更に完成度が高くなっている気がした。雨編はライブハウスによく映える。

そして次の「星降る夜、君とダンスを」イントロが来た瞬間、「やば」、慌ててスーツの上着を脱いだ。これでフロアが熱くならない訳が無い。この半年tipToe.を見てきて散々その光景を目の当たりにしてきた。

もう少し長尺ライブの場合、ここで次に「Ineterlude」で繋ぎそうな所、この日は矢継ぎ早にラスト「さくら草の咲く頃に」になった。

決してそう長くは無いタイテであったが終わった頃には汗だくになっていた。

ドリンクを引き換えてLOFTの奥に行くとフィンズ目当ての友達が休んでいた。
「フィンズ良かったよ」と言うと「tipToe.も良かったですよ」と返された。
「意外だな笑」と言うと「いや、俺めちゃめちゃtip聴いてますよ」とAppleMusicのランキングを見せてくれた。
確かにtipToe.が1位ランキングになっていた。

ねっからひねくれ者ゆえ、自分から好きなグループについて「いいよ」「見てよ」と言えない性格なのだが、こうして少しだけ気にして貰えると、内心満更でもない。いや、正直めちゃめちゃ嬉しい。

「パフォーマンス良いでしょ?」
思わず言いそうになるが、なんだか言葉にしてしまうと陳腐になってしまいそうになり引っ込める。とりあえず、信頼している友達が褒めてくれている、それだけで満足だった。

カップに残ったビールを飲み干し

おはようの子の列に並んだ。

めっちゃ距離詰められてやばかったです昇天




おしまい