初心者アイリッシュハープ教室

鈴木利絵子です。

 

先日、ミュシャ展へ行ってきました。

ミュシャと言えばアール・ヌーボー。

美しい挿絵やアクセサリーなどを

思い浮かべる程度でしたが行ってみると

ミュシャの波乱万丈の一生がそこには

ありました。

 

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(↑右側の青年のモデルが若きミュシャ)

 

今回の展示会の目玉は美しい挿絵たち

ではなく、「スラヴ叙事詩」という作品。

そこには私たちの知る花々に囲まれた

美女ではなく、敵におびえながらも耐え

生きる姿や家族を失い子どもを抱きながら

嘆く姿、平和を願う闘いへの戒めがありました。

 

ミュシャというのはフランス語読み。

今回の展示ではチェコ(スラヴ)読みで

ムハと記載されていることから、今回いかに

スラヴ民族を意識しているか伝わってきました。

 

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しがない印刷所で働くミュシャに転機が

訪れたのは一生を風靡した大女優

サラ・ベルナールとの偶然の出会い。

専属契約をするやいなやその作品は一夜

にして注目され名声を得ることとなります。

 

これを機に次々作品依頼を受け、

美しい挿絵、アクセサリーをデザイン。

キャリアを積み重ねていくミュシャ。

ところが作品の資料作りにと訪れた場で

自らのルーツであるスラヴ同胞たちの

虐げられる姿を目撃。

 

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「私は金持ちのために美しいものを

作っている場合ではない。残りの人生を

わがスラヴ民族のために捧げよう」

と50歳で決意し、約20年をかけ

「スラヴ叙事詩」を製作。

 

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その20年の間、祖国はチェコスロバキアとして

独立、財政難の祖国にミュシャは無償で

紙幣や切手・国章のデザインを作り続けるが、

近代化に目覚めた祖国からは民族称賛の

作品は古臭いと批評され、精魂込めたスラヴ

叙事詩を称賛する人々はいませんでした(涙)。

 

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作品たちも人目に付くこと無くひっそりしまわれ、

ナチスドイツによりその愛国心から逮捕され、

尋問された続けたミュシャは体調を崩し、

そのまま亡くなってしまいます。

 

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日本人に人気のあるミュシャに

そんな人生があったとは!

 

作品にはただの美しさだけではなく、

光や風を感じるような色の淡さを感じ、

スラヴ叙事詩ではその大きさだけではなく

人々の視線や息遣い、吹き荒れる嵐、

重い雲、迫りくる質感に圧倒されました。

 

本物を体感するっていいですね。

 

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