大盤解説レポート | 将棋本!ブログマガジン

大盤解説レポート

第75期名人戦第2局

 

 

佐藤天彦名人に稲葉陽八段が挑む、第75期名人戦は、第2局が4月20日(木)~21日(金)、青森県弘前市の「藤田記念庭園」で行われました。

 

そして2日目、4月21日(金)には、JR新橋駅SL広場前にて、大内延介九段の大盤解説会が催されました。聞き手は藤森奈津子女流四段、駒操作は梶浦宏孝四段でした。

 

 

18:30スタートでしたが、対局は既に終了しておりまして、結果が分かっているなかではありましたが、全局振り返っての解説となりました。

 

第1局は稲葉八段が勝利し、今回はいかに…と。しかしその展開をみて、昔では考えられなかったという手が序盤から…大内九段も「私の修行時代には考えられない手。コンピュータ将棋の影響なんですかねェ」などおっしゃってました。

 

 

対局は72手で佐藤名人が勝利。第1局も72手でしたので、短手数の勝負が続き、以後の展開は?というところです。大内九段も若い対局者の戦いぶりをみて、新しい息吹を感じつつも、変わらぬ棋士としての…というものも提言されていました。

 

 

そして次局も期待したいところですが、こちらの大盤解説会は会場の都合で3~5局は実施されないとのこと。非常に残念ですが、ここはフルセットまでいっていただいて、6局7局と大内件の名調子を拝聴したいなぁというところです。