大盤解説レポート | 将棋本!ブログマガジン

大盤解説レポート

第74期名人戦第4局

挑戦者の佐藤天彦八段が2勝、羽生善治名人が1勝で迎えた、第74期名人戦第4局は5月25日(水)~26日(木)、広島県福山市の「福寿会館」で行われました。

そして2日目の26日には、JR新橋駅SL広場前にて、大内延介九段の大盤解説会が催されました。聞き手は藤森奈津子女流四段、駒操作は梶浦宏孝四段でした。先手・佐藤八段、後手・羽生名人。



解説会スタートは18:30。まずは夕食休憩までの指し手をみて、大内九段が羽生名人疑問の一手を指摘。そこから劣勢になり、リアルタイムではもう終盤模様。

手が入ってきますが、そう長考にはならず、大内九段の予想通り指し手が進み…「変化のしようがないんですね」と。



やがて大内九段が「今、何手?」、そして藤森女流四段が「127手です」、大内「いいところでしょう。投了でしょう」と。その後ほどなく投了。「羽生さん、いいところなかったですね」と大内九段。もう少し熱戦を期待されていたのか、心なしか消化不良のご様子でした。



次回第5局は、31日(火)に同じく大盤解説会が開催されます。大内九段は「佐藤名人誕生か?の大一番です。羽生さんの巻き返しに期待して下さい!」と締めくくっておられました。