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新刊将棋本!

全戦型対応!絶対に覚えたい将棋・囲いの守り方110/及川拓馬・著/税込1663円/四六判/244頁/マイナビ・刊



囲いの受けの手筋が満載!大好評を博した「全戦型対応!囲いの破り方」の著者、及川拓馬六段による囲いの手筋本第2弾が完成。今回のテーマはズバリ「囲いの守り方」です。囲いの破り方と同じくらい重要なのがその守り方。特に1手を争う終盤では囲い特有の受けの手筋を知っているかどうかで勝敗が分かれることもしばしばです。本書では序章で将棋の基本的な囲いの特徴を
解説し、そのあと現代将棋における代表的な3つの囲いである美濃、矢倉、穴熊それぞれについて、受けの手筋を次の一手形式で紹介しています。さらにその後で「その他の囲い編」「手筋編」として3つの囲い以外の覚えておきたい守り方を解説しています。守る手といっても、囲いの補強や手数を延ばす以外にも、攻めるための準備、カウンター狙い、攻め駒を責めるなど色々なパターンがあります。本書で覚えた守りのテクニックを駆使して、是非実戦で「受けて勝つ」楽しさを味わってください。


矢倉新時代の主流・早囲い完全ガイド/上村亘・著/税込1663円/四六判/224頁/マイナビ・刊



早囲い抜きに現代矢倉は語れない!本書は矢倉の早囲いについて、気鋭の若手、上村亘四段が詳細に解説したものです。平成25年に▲4六銀に△4五歩と反発する手の優秀性が見直されたのをきっかけに、それまで「矢倉といえばこの形」と思われていた▲4六銀・3七桂型が激減、現在先手の矢倉作戦は百花繚乱状態にあります。そんな状況のなかで先手矢倉の主力になり得るのが本書で解説されている「早囲い」。矢倉戦において玉を6八→7八→8八と二段目を通るルートで動かすことで一手早く囲うこの手法。従来の囲い方では十分に組めないとすれば、囲いを手早く済ませて少しでも早く攻撃陣を構築すべきという発想からスタートしています。本書では、まず早囲いの歴史と理想的な展開を解説。相手が早囲いについて何も知らなければこれだけで十分勝てるでしょう。さらにその後、それを阻む相手の対策を紹介し、それに応じた組み方を説明しています。従来の形と、その天敵といえる急戦矢倉との戦い。藤井流早囲いの解説。藤井流への対策と最新の早囲い。さらに力戦と相早囲い
まで。まさに「早囲い・完全ガイド」の名にふさわしい一冊。この本を理解すれば早囲いに関してあなたの回りの誰よりも詳しくなることができるはずです。是非、実戦でスピーディでスリリングな矢倉戦を楽しんでください。