11月3日
そして栃木県下野市の
「愛宕塚古墳」へ。
古墳時代後期の
前方後円墳である。
現在は古墳のくびれ部に
愛宕神社が建てられている。
墳丘は2段に盛土されており、
石室が前方部にあって
凝灰岩が使われていることから、
この地域特有の「下野型古墳」であると
言われている。
つまりこの地域の古墳は
中央とは違う独自の変化を
みせたことになる。
その意味は何なのだろうと
考えてみるのも興味深い。
そして古墳時代の後期になると
古墳も小規模になってくるが、
この愛宕塚古墳をはじめとして
この辺りの古墳は引き続き
大型の古墳が作られていたことも
興味を引く。
これは何を意味するのか。
少なくとも歴史はあまりにも複雑で、
単純な史観だけでは
塗りつぶせないものであることは
よく理解しておきたいと思う。
さてもう日没も近い様だ。