町田汁場 しおらーめん進化 町田駅前店 | はろはろはうすの<何を食べようか>

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夕べ何を食べたかも忘れてしまうオッサンの、気が向いたらの日記です。

5月23日

朝早く家を出て町田へ向かう。
2ヶ月に1度の通院である。

久し振りに歩く東京は、
朝からどことなくピリピリとした
神経質な空気を感じる。

9時。


仲見世商店街は
まだ寝ているところだ。



調子はどうですかと聞かれ
変わりないですねと答え、
いいですよこのまま
様子を見ていきましょうとの
やりとりもいつもの通り。

待ち時間40分以上。
診察5分。

検査室で採血してオシマイ。

10時。


街もボチボチと動き出し、
人通りが少しずつ増えてくる。



今日のお昼はここと決めていた。

「町田汁場 しおらーめん進化 町田駅前店」



開店前から行列が並ぶ。
ただし充分に間隔を空けて。



11時ジャストに開店!





カウンターへ。



ここはモチロン、
塩ラーメン全部のせだ。


 

イタダキマス。

なるほど。


「上品」「上質」とは
こういうラーメンのことをいうのだろう。

店のメニューに「大盛」がないのも、
味のバランスを考えてのことだとか。


 

低温調理された焼豚。


 

そして味玉も完成度が高く、

素材の旨味を引き出していると同時に
このスープとのハーモニーが素晴らしい。


 

さらにこの透き通ったスープ。

ひとくち舌の上に転がしてみると、
思わず声が出てしまう。

丸鶏の出汁をベースに
複雑な素材(魚介・昆布・塩も数種類)を
使い合わせながら、
角のない、
実に雑味のない、
純粋で素直な味を引き出している。

この味の方程式が導き出す
バランスの完成度に驚くばかりである。



そしてこの麺だ。

国産小麦を使った、
風味の良い実にしなやかな麺である。



店内でかかっている音楽は、
何故かヘビメタである。

それもまた面白いじゃないか。

さて

あえて難を言えば
このラーメン

「完成しすぎ」

ということだろうか。

店内の音楽はヘビメタなのに、
このラーメンは余りにも
隙が無さすぎるのだ。

そう、隙がない。

だから食べ進んでいくうちに、
私とラーメンとの会話が
だんだん噛み合っていかないことに
気がついてしまう。

会話が成り立たないから、
だんだん目を伏せ
無口になってしまう。

まるで憧れのカノジョと、
初めてふたりだけで
会った時みたいだ。

きっと私の味覚がこの味の完成度に
ついていけてないのだろう。

もしもう1度チャンスがあれば、
また今日とは違う会話が
出来る様になるのかもしれないけれど。

なんてね。

ご馳走様。

 



せっかくなのでもう少しだけ
町田の街をブラブラと歩きたい気分。

仲見世商店街も、

ようやく起き出してきたみたいだ。



だが特に行きたいと思いつく

ところもなく。


さあ、どうするかな?

どうしようかなあ。