2月15日
埼玉県さいたま市岩槻区。
因みにさいたま市とは、
浦和市・大宮市・与野市・岩槻市が
合併して生まれた政令都市である。
もともと岩槻は岩槻城の城下町であり、
日光御成街道の宿場町。
しかし何となく浦和や大宮や与野と比べて
地味な感じがするのは単なる私の偏見に過ぎない。
岩槻は人形の街としても知られ、
歴史のある実に落ち着いた街なのだ。
そんな岩槻。
岩槻城址公園の
「さいたま市民会館いわつき」の1階に
「レストラン大手門」
がある。
いかにも田舎の(失礼!)
市民会館の食堂って感じ。
この感じがまた実に
私の旅人気分と食欲を
同時に盛り上げてくれるのだ。
今日は時間をずらしたので空いていたが、
ここは開店と同時にお客が押し寄せる人気店。
お目当てはこの「豆腐ラーメン」である。
ほんの少しだけピリ辛の豆腐あんかけが
タップリかかったラーメン。
しかし豆腐の旨味を素直に生かして
さっぱりあっさり。
だからその辺りの麻婆ラーメンとは
まったく別物だということはご理解頂きたい。
う~ん旨い。
実に優しい味なんだな。
しかもしっかり
ボリュームもあります。
途中でお酢を投入。
この味の変化もまた楽しい。
こういう地域から生まれた
食文化っていいですね。
それが生まれる土壌こそを
「田舎」だと定義すれば、
たまには田舎。
たまには都会。
そんな交互のバランスが取れるというのは
とても贅沢なことだと思う。
仕事も生活も。
岩槻で豆腐ラーメン食べてると、
そんなことをしみじみと教えてくれますなあ。