英検や入試問題で問われる英語力は変わってきています。



来年度、3級以上の英検の問題が改訂されることになりましたが。。。


昨年度から、高校入試問題がマークシートに変更されたり、


大学の共通テストの英語の難易度も昔より上がっていたり、


私立では、英語の入試問題の傾向が変わりつつありますね。


そこで、「従来の英語テスト」と、「これからの英語テスト」の違いや、


英語指導にあたって、「私や知人の講師陣が懸念している点」を以下にご紹介させていただきます。


【注意!】必ずしも、全ての学校やお子さんに当てはまるわけではありません。


読まれていて、「特別の事情がある。」とか「ウチには当てはまらない。」という箇所は無視してくださいね。


また、文をまとめるため、当たり前すぎることまで、なんだか偉そうに書いてしまっています。

申し訳ありません。(~_~;)


また、直接的なスピーキングテスト以外について書かせていただいていますが、スピーキング力も、今後重視されていくでしょう。(特に推薦入試や、英検などで。)


【従来の英語テストの傾向】


・筆記による発音、アクセント問題も有る。


・単語・熟語力だけを問う、短文が集まった問題も多め。


・単語や文法を正しくマスターしているかを確認される問題が大半。


・中学、高校入試レベルのリスニング問題は、割とシンプル

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★従って、短期集中でも、頑張って暗記できれば何とかなる。


【今後の英語テストの傾向】


・筆記問題では、発音やアクセント問題はあまり無い。


・単語、熟語の意味なども、長文問題の中から問われることが増える。


・長文を読んで、素早く内容を把握できるかを問われるような問題が増える。


・長文を英語で要約できなければならない。


・与えられたテーマについて、自分の意見を英語で言ったり、まとまった文章を書けることが大切になってくる。


・リスニング問題の難易度が上がる。

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★従って、付け焼き刃は効かない!(涙)

普段から、英文の読み書きに慣れておく必要がある。

★また、様々なテーマについて自分の考えや意見を言えるよう、日頃から幅広い情報に触れたり、一般常識や知識を身につけておくと有利となる。


【特に懸念される点】


・自分の意見や感想が思い浮かばない。


・活字を読むこと自体に抵抗がある。


・一般的な知識が不足ぎみで、出題されたテーマが何のことなのか解らない。

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【原因と対策】


★ゲームや動画など、普段から「楽な受動型」の行動が増えているので、

読書や、話し合いなど、思考が必要な機会を増やす。

(活字の抵抗が強い場合は、内容の良いマンガから始めてもいいので、自分から読む習慣をつける。)


★スマホやタブレットなど、一人で見れるので、いつも「同じテーマ」の狭い情報にしか触れなくなるため、

家族や年齢の違う友達と一緒に、他の人の好きな物や、自分と違う意見にも触れる機会を作る。


★目の前のテストの点数だけを重視せず、いろいろな知識を身につける。


他にも、いろいろご家庭で取り組まれている方は、ぜひそれを継続なさってください。


もっと時代が進めば、AIの活用により、

人間に必要な学習も、ますます変わることでしょう。


これまでのような英語学習は不要な時代も、いつか来るかもしれませんが、


自分の意見や考えを持ち、世界を良くしていくための人間力は、いつまでも大切なのではないかと思います。