杏仁茶 | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。

思い切り時期を外した話題で 

大変申し訳ないんですが...

 

 

今年の夏。

 

 

本当に暑かったですね...

皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 

 

 

私の夏は、やばかった。

本当にぶっ倒れるかもしれないと思った。

 

 

 

めまいがする。

絶えずふらつく。

 

 

 

こんなに自分の体調が恐ろしいと思ったのは、

4年前、師匠が入院した時以来のことだ。

 

 

暑さだけが原因じゃなかったと思う。

 

 

もちろん、暑さも手伝ってのことだろうが、

一番の原因は疲労だろう。

 

 

年明けから、ずっと積み重なってきた心と体の疲れ。

そこに持ってきて、災害レベルの気温の高さ。

 

私の体は、きっともう

耐えられなかったんじゃないだろうか。

 

 

 

 

自分の体には申し訳ないことをしたと、心から思う。

 

 

 

毎日毎日、文句一つ言わずに、

私を支えてくれているのに。

 

 

 

 

 

どうして、もっと大事にしてあげられなかったんだろう...

 

 

 

 

 

ただ。

年明けからの色々な出来事 。

(順を追ってブログに書けたらいいなと)

 

 

そこから起こった様々な展開を振り返ってみると、

こうなるのは仕方なかったという気もするし、

避けられなかったんじゃないかという諦観もある。

 

 

 

でも、私の体にとっちゃ、

そんなこたあ知ったことじゃないわけで。

 

 

 

理由は何であれ、私の都合はどうであれ、

私の体にしてみれば、体に溜まった疲労は毒でしかない。

 

 

 

 

 

 

「本当にごめんなさい」

 

 

 

 

 

 

声に出して、心から謝った。

 

 

世界中の誰よりも何よりも、私の人生を支えてくれている

かけがえのない、代わりの利かないパートナーなのに。

 

大事にしなければ、叱られて当然だ。

よくぞ辛いと訴えてくれた。

 

 

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

こういう次第で、

生活を見直すことにした。

 

食べる物。睡眠。

 

それからLINE。

夜9時以降は返信できないと伝えた。

 

 

 

 

 

「私、何かやらかしましたか...?」

 

 

 

 

 

 

よくやり取りする方に

こう言われて大変恐縮した。

 

 

 

 

いえいえ。違うんですよ。

やらかしたのは私です。

 

 

 

 

出来得る限り丁寧に、考え得る限り誠実に

理由をお答えした。

 

 

 

こうでもしないと、私は体を守ってあげられない。

 

 

 

元々、LINEが登場する前から、寝る前に文章なんかを書くと、

目が冴えて眠れなくなる性質なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

と。

 

こんなわけで、今年の夏は、

ブログの更新がまったくできなかった。

 

書きっぱなしで放置したままの

続き物の記事を書きたかったけど、

到底無理だった。

 

 

 

 

 

 

 

ところで。

 

 

 

いきなり話が飛びますが。

 

実は。何を隠そう。

今年の夏。

 

 

 

思うところあって、

私はエンディングノートを書いていました。

 

 

 

思うところとは、つまり...

 

 

 

 

 

 

人間、いつどうなるか分からない。

だから、私の考えをきっちり書いておこう。

 

 

 

 

 

こういうことだったんですけどね。

 

 

 

 

別に医者にかかっていたわけでも

なかったんですが...

 

 

 

 

ちなみに、エンディングノートを書いたところで、

子供たちに残す財産など何もありません。

 

 

謙遜ではなく。

本当に何もない。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく。

 

今から思えば、どうもこれが

良くなかったんじゃないだろうか。

 

なぜなら、このエンディングノートを

書き始めた辺りから、ガクンと体調が悪くなったから。

 

それで結局、エンディングノートを

書くのは断念した。

 

 

 

 

 

 

 

もしかして、ご先祖様か誰かからのお叱りか...?

 

 

 

 

 

と思ったりもした。

 

 

 

 

 

 

 

「お前の年で、そんなものはまだ生意気なんだよ。

死んだ後のこと考える前に、まだやることたくさんあんだろ、この馬鹿。」

 

 

 

 

 

 


 

ということなのか...?

もしかして...?

 

 

 

 

まあ。


ただ単に、エンディングノートを書き始めた時期と

疲労のピークが重なっただけだという気もするが。

 

結構、根詰めて書いてたから。

 

 

 

 

 

 

何がどうでも。

 

涼しくなってきたこと。

それから睡眠不足も少しずつ解消したからだろうか。

 

夏に比べれば、体調もかなり落ち着いてきた感はある。

めまいも大分治まってきた。

 

ただ、この記事を書きながらも、まだ頭が少しふらつく。

きちんと回復するまでには、もう少し時間がかかりそうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとつだけ。

本当に小さなことだけど。

 

 

 

9月頭の頃。

涼しくなってくると、無性に杏仁茶が恋しくなった。

 

 

 

今ではもう亡くなって久しい義理の兄が、台湾から持って来て

うちで飲んでいるのを見て、初めて知った白いお茶。

 

アーモンドのような独特の香り。

 

甘い香りと形容すればいいのか、

それとも香ばしいと言うべきなのか...

 

慣れない香りに、始めは戸惑ったけれど、

今ではこのお茶が大好き。

 

 

 

 

このお茶の香りを鼻からそっと吸い込むと、

一瞬で義兄との色々な思い出が走馬灯のように蘇る。

 

良い思い出も、あまり良くない思い出も。

 

 

 

また、その一瞬で、師匠が台湾で入院していた頃のことも。

 

師匠をお見舞いした帰りに寄った夜市で

よく買って飲んだのが、杏仁茶だった。

 

真っ白な色が可憐で。甘くて。

でも、すっきりとした味わいで。

 

 

 

 

 

私にとって、杏仁茶は、切ない思い出のお茶だ。

飲む度に、台湾と大切な人たちが脳裏をよぎる。

 

 

そして、そんなお茶を、恋しく思う余裕ができた

自分の体調の変化を、私は嬉しく思った。

 

 

 

 

 

You are what you eat.

 

 

 

 

 

高校生の頃、アメリカで観たテレビCMのキャッチコピー。

確か、健康食品か何かのCMじゃなかったか。

 

 

 

 

 

〝あなたは、あなたが食べるものでできている″

 

 

 

 

 

きっと、そうなんだろう。

 

そして、それはきっと体だけじゃない。

心も同じなんじゃないだろうか。

 

 

 

 

だって、私にとって、あの白いお茶は、

ただのお茶じゃない。

 

杏仁茶を飲むたびに、私の心は

あの懐かしい、忘れ難い思い出の数々へと

瞬時に戻って旅をすることができるから。

 

 

 

 

 

あまりの恋しさに、ネットで探して

杏仁茶を買った。

 

 

何年振りだっただろう。

 

 

はちみつを落として、

ひとりでゆっくり味わった。

 

 

うちの居間にいながら、

心は瞬時に台湾へと飛んだ。

 

 

 

 

 

ふらつかない頭で、また杏仁茶と一緒に

思い出への旅をしよう。

 

 

 

早く良くならねば。

 

 

 

 

 

 

 

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