「エイリアン、恐るべし! part 1」の巻
大学時代、ある教授がこんな話をしたことがあった。
「男というのは悲しい生き物で、奥さんに“ほらこれがあなたの子よ”
と言われたら、それを信じるしかないわけです。
女の人は、たとえ子供の父親が誰であろうと、
自分の子であることに間違いはないわけで...」
長男がまだ赤ちゃんだった頃。
長男をだっこするエイリアンを見ていた時、
ふと、この話が頭に浮かんで、こう訊いてみたくなった。
「ねえ、この子が自分の子供じゃなかったら、どうしようって思ったことない?」
「ないよ」
「どうして?」
「わかるよ。この子は私の子よ。間違いないよ。気が同じだから。」
へ?気が同じ...?
「だっこすればわかるよ。だっこしたときに、
私と同じ気が流れてるのがわかるよ。
この子もそれがわかってるから、私にだっこされてるときは大人しいでしょ。」
はあ... そんなもんですか?
そういえば長男を妊娠中、お腹をマッサージしてもらっているときに
こう言われたことがあったじゃないか。
「うーん、この子に私の気を吸収されてるよ。父親だってわかるんだねー。」
エイリアンの発言がハッタリではないと思う理由。
私の身近な人を治療してもらった後、
「あの人は○○だね。」
「あの人は○○の体験あるね。」
私にこう言うのだが、それが全部当たっていた。
どれもとてもプライベートなことで、
エイリアンが知っているはずのないことばかりだった。
こりゃ、浮気なんか絶対できないな...
私は心底こう思った。

中学生になって声変りし始めた長男のために
エイリアンが台湾から買ってきた薬。
「変な大人?」息子と私はこう読んだ。
正解は「大人に変わる」と読むらしい。
私は、息子がこれをを飲んでるのを見たことがない。
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