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北海道の本別町。帯広空港から車で1時間ちょっと。どこまで行ってもまっすぐな道が続いてました。その本別町でエゾウコギを専門に扱っている会社の方にお願いをして山で自生しているエゾウコギを見に行ってきました。今まで何冊もエゾウコギの本を読んできましたが、そこで書かれているエゾウコギが自生するごく限られた環境とは?「山の北側の斜面であまり直射日光があたらず、でも1日のうち少しだけは日が当たり、水はけが良いが、常に水分を多く含んだやわらかい土のあるところ」その方が連れて行ってくれたのがまさしくその通りの条件。(一番上の写真。写真中間あたりから右上方までつながっているすこし細めのやつです)
ありましたよ~。しかも本に書いてあるように群生してました。また、2番目の写真にあるように、群生から少し離れた場所にポツンと自生しているのもあります。これも本の通りです。エゾウコギは基本的には地下根茎が広がってそこから新しい芽が出るので群生しやすいとのこと。クマの隠れ場所にもなるらしいです。ちなみに、この本別町ではクマの心配は、ないそうです。(ヒグマとは喧嘩したくない)そして、鳥が実を食べてそのフンの中の種が、離れた場所で芽を出すこともあるのでポツンもあるそうです。それにしても超感動しました。元気に育ってますね~。そして、北海道の東部では(なぜか北海道でも東部にのみ限定して自生)、まだまだ、探せばいっぱい自生してるみたいでちょっと安心しました。なんででしょうか?
エゾウコギは、朝鮮人参と同じウコギ科の植物でロシア名は、「エレウテロコック」、中国名は、「刺五加(ツーウーチャ)」。中国では、古くから滋養強壮の生薬として使われてきました。ロシアでは、宇宙飛行士やオリンピック選手等が賞用して脚光を浴びています。日本人の宇宙飛行士やスキー、スケートのオリンピック選手達が愛飲していることでも有名になりました。そんな優れものもロシアと中国の一部、そして、我が国の北海道の一部にしか育っていないし、その数も各地で乱獲が」続いてどんどん減ってきているらしいのです。
今回案内していただいた会社の敷地内で、試験的にエゾウコギを栽培をされており、これまでのところ、まずまずの手ごたえだそうです。そこでこの秋とれた種を少し分けていただきました。この種を持ち帰り、今後、提携している農家さんにお願いして本州でも栽培できるか挑戦してみる予定です。でも仮に成功しても本州でそだったらエゾウコギじゃなくて本州ウコギって呼ぶのかな~なんてちょっと真剣に考えちゃいました。育ってくれるといいなあ~。
最後にお知らせです!もうすぐ、この自生のエゾウコギと自然由来の素材(米粉、黒豆、山芋。甜菜等等)だけで作った「エゾウコギの粒」が完成します。完成したら改めてお知らせいたします。是非、お試しください。スーパーパワーアップ!!
↓今年収穫された一番エゾウコギ。とても立派に育ってます。