ドリップする時に、ついもったいないと思って行っている行為が、実際には逆だったりする。
▼袋・ミルに残った粉を全部使う。
▽それぞれに残る粉には微粉や渋皮が多く、これらを入れると雑味成分が多くなり全体の味を落とす。
▼粉全部から成分を引き出そうと、中心から外に向かって螺旋を描き表面全部にお湯を掛ける。
▽表面にあるペーパーとの境目の粉は乾いていても、下層の粉はお湯が染み込んでいる。逆に表面全体を濡らすと、お湯は分子間力(互いにくっつき合おうとする力)によって水分子が存在する抵抗の少ない部分を通過する。上層から下層中心に向かって進行していると思いこんでいた液体のほとんどが、サイドのフィルターを通過して粉がない部分を通るので、粉全体から成分を溶解させる事が出来ない。
▼抽出終了時、ドリッパー内のコーヒーがすべて落ちきるまで待つ。
▽抽出開始より時間が長くなるとコーヒーにとけ込ませたくない成分が出てくる。また、ドリッパー内のお湯が減って行くとろ過効率が下がり、抽出時間が長くなる。そんな成分をコーヒーに混ぜるとえぐみや時には酸化臭・味まで感じる。
 上記はある一部の事を除き、確定された事実である。
見た目を大事にするか、味を大事にするか?後者を選択するなら、もったいないが、もったいないである。