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 欠点豆である貝殻豆は本当に不味いのか?記憶の中ではピーベリー(丸豆)には無く、フラットビーンズ(片側が扁平)のみ存在。突然変異によって、豆の丸みを帯びた面に亀裂(外的要因ではない)が入り、その部分から分割された外側面積の大きい豆。見た目が貝殻の様に見える為、命名。因みに反対側の外側面積の小さい方や亀裂は生じたが分割されていない場合は欠点に挙げられない。欠点豆として取り上げられる為、グレードの高い豆の混入率はそれほど多くない。多いものでも、麻袋1袋(60~70kg)から40~50gぐらい(分割されていない豆を人為的に分割したモノを含める)ではないだろうか。
突然変異がすべて欠点に挙げられるとすれば、市場に出ている殆どが欠点に当たる。それは原種のテピカが突然変異を起こし、良いモノを残した結果がブルボン種やスマトラ種と言う種に分岐してきたからである。
 面白い事に、貝殻豆を良品の豆に混入した状態で焙煎すると焼きムラは生じないが、テースティングするとマイナスになるような劣悪な味は確認できないモノの、何とも寝ぼけたはっきりしない味である。一方、貝殻豆だけを手網で焙煎すると、通常の良品豆より遙かに早く焼き上る。ブラインドでテースティングすれば、誰も貝殻豆とは気づかないと言う程のモノに仕上がる。ある意味では焙煎しやすい良い豆とも言える。
一概に、欠点豆である貝殻豆が不味い味とは言えない訳であるが、この豆だけを集めて焙煎する事は非常に困難な事である。なにより、希少価値によってプレミアムが付いてしまう事では、どの様な豆に価値があるのかを煙に巻いてしまうようなモノである。
 尚、この貝殻豆やスモールビーンズと通常の豆の焙煎方法の違いが理解できると、今まで論じられてきた焙煎理論が全然違っていたと気付く事だろう。