何故ここまで違う香味の変化?ココアとコーヒーには類似点が多く存在するが、一般家庭での材料となるココアパウダーとコーヒーの焙煎豆とは大きくかけ離れた点がある。それは変質の仕方と値段とテースト(品質)の関係である。
生産国もカカオは南北緯度20度・コーヒーが南北緯度25度と近似した国で、熱帯植物であるが直射日光には弱く、日陰を作らねばならないところも同様である。但し、コーヒーの良質なモノは、昼夜の気温差が大きい高地に農園がある。
ココアのもとはテオブロマ カカオから採取したカカオ ポッド(さや状の実)の中からカカオ 豆(種子)を取り出し→発酵→乾燥→焙煎→摩砕→搾油→粉砕してココアパウダーになる。
コーヒーは収穫したコーヒーの実を発酵(パルプドナチュラルの様に発酵させない場合もある)→乾燥→焙煎→焙煎豆となり、粉砕工程の時期はケースバイケースである。
この様に、産地から生産工程まで類似点が多いモノの製品として陳列された商品(ココアパウダーとコーヒー豆もしくは粉)の変質には全く違った様相を見せる。ココアパウダーは購入してすぐのモノと1年経ったモノと比べて全く違う香味になってしまうことはほとんど無い。しかし、コーヒーの場合は1年経過すれば全く異質になる。
更に、ココアパウダーからミルクと砂糖を加えて作ったホット ココアとコーヒー豆(粉)から抽出されたコーヒーの変質は原料の変質より更に大きな違いを見せる。
朝、作って魔法瓶に入れてアウトドアへ持ち出し、昼になって飲んだ時の双方の違いと言ったら月とすっぽん!
ココアは冷めても同系列の香味だが、コーヒー(お湯で抽出)は異系列のモノに変容している事が殆どだ。
カカオ 豆は搾油という工程で、カカオバター(脂肪分)を約55%から10~24%まで取り除かれる。
一方、手元資料から、コーヒー豆の生豆(アラビカ)の脂質コーヒーは11~17%・焙煎豆はなぜだか若干上向いて12~18となっている。この数値の曖昧さは置いておくとして、ココアと比べたときに、必ずしも脂質の酸化だけが変質の原因とは限らない点だ。思い起こせば、天ぷらだって冷めても異系列と認識するまでには長い時間が掛かっているはずだ。冷めたからこんな味にと思う程度にしか、気にとめていなかった。当然、油脂の種類によって変容に違いはあるだろうが、コーヒーの変容はその差だけで言い表す事は出来ないのではないだろうか。
余談ではあるが、チョコレートは摩砕工程を経たカカオマスにカカオバター・砂糖・ミルクをを加え冷却して作る。カカオバターの融点(固体から液状に溶け出す温度)は食品の中で最も安定して、口に入れたとき体温で溶かされ滑らかな舌触りとして感じられる。固体状態で食するチョコレート場合、カカオマスにカカオバターを添加する意味はここにもあると思える。
液体で飲用するココアの場合、すでに溶かした液状なのでカカオバターを添加する必要性はあまり感じられず、チョコレートを溶かして作ったモノとココアパウダーに砂糖・ミルクを添加して作ったモノとの食感は大きな隔たりがないように感じる。又、チョコレートはカカオマスにカカオバター・砂糖・ミルクの添加後、更に、舌触りが滑らかになるようにレファイナー(微細化)を行を行っているが、その差も液状で飲用する際には隔たりがないように感じる。
当然、素材のグレードの差や添加したミルク・砂糖によって出来上がってくるモノに違い(一般には比較しようがない)が出来るはずではあるが、同じグレードのモノを使えば全く違う仕様となって現れる事は無いように思える。
最近、チョコレート一粒\1000-なんて言うのも耳にするようになった。その価格が正当かどうかは、実際にテースティングしたり、製造工程を見なければ何とも言えないが、実際の原料価格差もピンキリと聞く。抹茶でもそうなのだが、品質と値段はほぼ比例関係にある。お薄ではグレードの低いモノでも嗜む事は出来るが、こと、お濃い茶になるとそうも行かない。歴然とその差が出てきてしまう。
一方、コーヒー豆の場合、品質と値段は比例関係にあるとは言い難い。特に高額取引されるモノには、希少性・ブランド性が附加されたり、産地の貨幣価値の違いも関与する。また、グレードを決めるときの採点方法にも落とし穴がある。更には上記のように経時変化の違いもあり、原料から製品に至るまで品質を長らく保持できない事にある。
最近、自家焙煎屋の抽出後の瓶詰め・水出しコーヒーパック・カフェポッドを多く見かけるが、品質と値段には大きな隔たりがあるように思えてならない。
生産国もカカオは南北緯度20度・コーヒーが南北緯度25度と近似した国で、熱帯植物であるが直射日光には弱く、日陰を作らねばならないところも同様である。但し、コーヒーの良質なモノは、昼夜の気温差が大きい高地に農園がある。
ココアのもとはテオブロマ カカオから採取したカカオ ポッド(さや状の実)の中からカカオ 豆(種子)を取り出し→発酵→乾燥→焙煎→摩砕→搾油→粉砕してココアパウダーになる。
コーヒーは収穫したコーヒーの実を発酵(パルプドナチュラルの様に発酵させない場合もある)→乾燥→焙煎→焙煎豆となり、粉砕工程の時期はケースバイケースである。
この様に、産地から生産工程まで類似点が多いモノの製品として陳列された商品(ココアパウダーとコーヒー豆もしくは粉)の変質には全く違った様相を見せる。ココアパウダーは購入してすぐのモノと1年経ったモノと比べて全く違う香味になってしまうことはほとんど無い。しかし、コーヒーの場合は1年経過すれば全く異質になる。
更に、ココアパウダーからミルクと砂糖を加えて作ったホット ココアとコーヒー豆(粉)から抽出されたコーヒーの変質は原料の変質より更に大きな違いを見せる。
朝、作って魔法瓶に入れてアウトドアへ持ち出し、昼になって飲んだ時の双方の違いと言ったら月とすっぽん!
ココアは冷めても同系列の香味だが、コーヒー(お湯で抽出)は異系列のモノに変容している事が殆どだ。
カカオ 豆は搾油という工程で、カカオバター(脂肪分)を約55%から10~24%まで取り除かれる。
一方、手元資料から、コーヒー豆の生豆(アラビカ)の脂質コーヒーは11~17%・焙煎豆はなぜだか若干上向いて12~18となっている。この数値の曖昧さは置いておくとして、ココアと比べたときに、必ずしも脂質の酸化だけが変質の原因とは限らない点だ。思い起こせば、天ぷらだって冷めても異系列と認識するまでには長い時間が掛かっているはずだ。冷めたからこんな味にと思う程度にしか、気にとめていなかった。当然、油脂の種類によって変容に違いはあるだろうが、コーヒーの変容はその差だけで言い表す事は出来ないのではないだろうか。
余談ではあるが、チョコレートは摩砕工程を経たカカオマスにカカオバター・砂糖・ミルクをを加え冷却して作る。カカオバターの融点(固体から液状に溶け出す温度)は食品の中で最も安定して、口に入れたとき体温で溶かされ滑らかな舌触りとして感じられる。固体状態で食するチョコレート場合、カカオマスにカカオバターを添加する意味はここにもあると思える。
液体で飲用するココアの場合、すでに溶かした液状なのでカカオバターを添加する必要性はあまり感じられず、チョコレートを溶かして作ったモノとココアパウダーに砂糖・ミルクを添加して作ったモノとの食感は大きな隔たりがないように感じる。又、チョコレートはカカオマスにカカオバター・砂糖・ミルクの添加後、更に、舌触りが滑らかになるようにレファイナー(微細化)を行を行っているが、その差も液状で飲用する際には隔たりがないように感じる。
当然、素材のグレードの差や添加したミルク・砂糖によって出来上がってくるモノに違い(一般には比較しようがない)が出来るはずではあるが、同じグレードのモノを使えば全く違う仕様となって現れる事は無いように思える。
最近、チョコレート一粒\1000-なんて言うのも耳にするようになった。その価格が正当かどうかは、実際にテースティングしたり、製造工程を見なければ何とも言えないが、実際の原料価格差もピンキリと聞く。抹茶でもそうなのだが、品質と値段はほぼ比例関係にある。お薄ではグレードの低いモノでも嗜む事は出来るが、こと、お濃い茶になるとそうも行かない。歴然とその差が出てきてしまう。
一方、コーヒー豆の場合、品質と値段は比例関係にあるとは言い難い。特に高額取引されるモノには、希少性・ブランド性が附加されたり、産地の貨幣価値の違いも関与する。また、グレードを決めるときの採点方法にも落とし穴がある。更には上記のように経時変化の違いもあり、原料から製品に至るまで品質を長らく保持できない事にある。
最近、自家焙煎屋の抽出後の瓶詰め・水出しコーヒーパック・カフェポッドを多く見かけるが、品質と値段には大きな隔たりがあるように思えてならない。