バザリア法というのをご存知の方いらっしゃいますかねはてなマーク


33年前に公布された世界初の精神病院廃絶法のことをいいます。精神科病院の患者もしくは精神的病気と診断された人たちは、地域精神保健サービス機関に預けられ、そこで社会性や尊厳を失うことのないよう彼らの自由意志のもとで医療福祉を行うというもの。


お国はイタリアイタリア(海子作 原発のあり方を国民投票で決めるなど、イタリアはいつも国民が中心となって改革を起こせる素晴らしい国というイメージがあります。感情の起伏が激しく喜怒哀楽の表現が激しい上に、自分の意見を相手に伝えたいという熱い思い(?えへへ…)が、ときには一緒にいると面倒に感じたりすることもありますけどね。「人生、ここにあり」はこのバザリア法が公布されたときにイタリアで本当にあった実話をもとに作られました。


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労働組合員のネッロは根っからの熱血漢がたたってやむなく移動。その先は、元精神病院患者が社会生活どころか自分のやることさえ決められない無気力な毎日を送る組合だった。そこでネッロは彼らに意見を募った。「自分たちの力でできる仕事は何なのか」ー。簡単で知識を必要としない「床の寄木張り」が多数決で選ばれ、さっそくクライアント集めに奮闘するネッロ。友人のコネをつたって何とかつかみとった一つの注文。しかし、できあがった床は注文に忠実どころか全く違った様相になってしまっていた・・・。


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いまや、日本でも「プチうつ」などという言葉もあるくらい精神を病んでいる人は多くいるのに、そういった病気に対する偏見は実は想像を超えるほど大きいです。大多数はその暴力性や奇抜な行動性に恐れを感じるからなのでしょうが、彼らにだって助けを借りることができれば一人の人間として社会に貢献することができるのではないでしょうか。


「心が弱い」から病気になるのではありません。「心が強くあろうと無理をするから」病気になってしまうんです。ある規律から外れてしまうとその境界線から先は「異常」となって隔離されてしまう現象、日本は特に多いです。そういう考え方を少しづつ変えていくことが真の意味での「自由社会」と言えますよね。



映画自体の感想はというと、まあまあです笑


特別良いわけでもおもしろいわけでもないので、大きな期待をするとちょっと折れます。でも何も知らず、フラッと入って見るにはいい映画ですグッド! 冒頭「失敗したかな」と思うと、物語が進むにつれていろいろなドラマが展開し、最後は希望を持って映画館を出ることができます。私、「泣きながら映画館を出る」ような映画は好きじゃありませんダウン


ところどころ泣けるドラマはあってもいいですが、最後は一考することができたり、未来を予想させてくれる、そんな映画が好きですきらきら 一つ残念なのは、この邦画タイトルですねえ。もう少し具体的な内容を想像できるタイトルになっていたら、もっとよかったのになあアゲアゲ


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シネスイッチ銀座では意外にもヒットしているようですよ。まだ上映しているみたいなので、お時間のある方はフラッと観にいってみてはいかがでしょうか花