かなり長文ですが、とても勉強になるので、みなさま、ぜひ最後までお読みください🙏
ネオナチとはイデオロギーなのに、そのビジュアルや暴力性ばかり取り上げられている。
本質である思想やイデオロギーを説明している記事はあまり見当たらないので今回は「ネオナチのイデオロギー」を説明。
まず最低限の知識として、欧州にはナチスのイデオロギーを参考にするネオナチと呼ばれる残党が各国にいる。
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 23, 2022
この問題はウクライナだけの問題ではない。しかし、ウクライナはその連中が権力の中枢に組み込まれているところが他の国と違う部分である。 pic.twitter.com/YFfim8fn11
白人が他民族に対して行った残虐行為は恐ろしいものがある。
その残虐の歴史によって先祖を誇れない”哀れな白人連中”にとっては、このネオナチの考え方が白人にとって最大の「救いの教義」だ。
1-2
第二次世界大戦当時、西ウクライナは、ドイツに編入されていた。
1941年にウクライナ西部のリヴィウでは「リヴィウポグロム」とよばれるユダヤ人虐殺が行われた。
3つのリヴィウ強制収容所には数千人の死体が残されていたとのこと。
(キエフ、オデッサでも虐殺が行われていた)
1-3
ちなみに1991年3月17日に行われた「ソ連邦を維持すべきと考えるか」の全ソ国民投票。
ユダヤ人虐殺があった地域(キエフとリヴィウ)だけは他とイデオロギーが違うところを意識しながら今後のツイートをみていって欲しい。
1-4
ウクライナの国家独立は、このホロコーストに関わったウクライナ西部のリヴィウの民族主義者たちが中心だった。
彼らがソ連崩壊とウクライナの独立に一役買ったのは間違いないが、同時に彼らはナチスの一員でホロコーストに加担した連中。
なので、ウクライナのナショナリストや民族主義者と「ネオナチの教義」は非常に相性がよかった。
1-5
ウクライナのネオナチの間では、過去のユダヤ人虐殺は許されるし、それどころか、むしろその批判によって国の英雄たちは汚名を着せられてきたと考えてさえいる。
ナチスのホロコーストで犠牲になった何百人ものユダヤ人の墓があるジトミルのユダヤ人墓地は、ネオナチの彼らに破壊されたりしている
1-6
2014年に民族主義者たちに武力で政権が乗っ取られてからは、行政にまでその思想は浸透しており、近年ウクライナは元ナチスのメンバーの名誉回復を盛んに行っている。
画像は、2021年、テルノーピリの地方政府の建物で、ユダヤ民族虐殺に関与していたとされるバンデラ。
1-7
ウクライナ軍の空挺部隊は「私たちの父はバンデラ」と歌っている。
1-8
最近は、キエフのカトリック教会もバンデラに敬意を表しデモに参加していた。
1-8
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 23, 2022
最近は、キエフのカトリック教会もバンデラに敬意を表しデモに参加していた。 pic.twitter.com/k2pzbb12oq
2-2
西部ウクライナ人のネオナチからすると、東部にいるロシア系住民は国家を弱体化する邪悪な存在。
2013年にキエフで行った民族主義者のデモでは「ロシア人をナイフに通します」 とシュプレッヒコールを上げている。
2-3
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 24, 2022
2015年、キエフのナイトクラブで行われたアントン・チャドスキー(反プーチンのロシア人)が主催するパーティー。
ロシア国旗に寝そべる赤ちゃんのケーキで「ロシア語を話す赤ちゃんを食べる儀式」
サタニズムとネオナチの思想が合わさったおぞましい行為。 pic.twitter.com/thSqNSGcf7
2-5
2015年、ウクライナ軍の兵士が戦車にミサイルを積み、ドンバスで市民に砲撃をしながら「ウクライナに栄光あれ」と叫んでいる。
動画後半、ドネツク州のゴルロフカの母親は幼い息子を殺されて泣いている。
2-6
2019年、ドンバス戦争の最前線では、ウクライナ軍はナチスの旗を立てて塹壕から攻撃をしている
2-6
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 24, 2022
2019年、ドンバス戦争の最前線では、ウクライナ軍はナチスの旗を立てて塹壕から攻撃をしている pic.twitter.com/Ou4sv7jGDy
2-7
ウクライナ軍によるドンバスの爆撃で亡くなったドネツクとルガンスクの子供たち。
2014年から始まったこの内戦は、2022年までずっと終わらなかった。
2-7
純血主義の問題点は、ウクライナは東部にロシア系、オデッサにユダヤ系、他にもチュルク語系民族など、建国当初から多民族国家なところにある。
本拠地リヴィウは歴史的に見てもロシアの影響はほとんど無く、その範囲でならまだ問題ないが、ウクライナ全体にその考えを広げると当然軋轢が生まれる
③少数派の弾圧
自然の観点からすれば種族間の関係において善悪の概念はない。
もしライオンが子羊を食べたら、それはライオンにとって善であり、子羊にとっては悪である。子羊が逃げてライオンが飢えれば、子羊にとって善であり、ライオンにとって悪である
道徳や憎悪、善悪とは関係がないという思想
種族間の思いやりは、自然の法則に反しているため自殺行為。
こういった考えから、ネオナチは平気で少数民族を弾圧する。
3-1
2018年、キエフにてハンマーと斧を持ったウクライナのネオナチメンバーがロマ族キャンプを襲撃。
その後、ウクライナの警察の支援を受けて、再度破壊。今度は火を放った。
3-2
2018年、ウクライナ西部のリヴィウではロマ族の家族を追い立て、唐辛子スプレーを噴霧。
3-2
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 24, 2022
2018年、ウクライナ西部のリヴィウではロマ族の家族を追い立て、唐辛子スプレーを噴霧。 pic.twitter.com/wzfL1FbZu2
3-3
ロマ族が住んでいる家を渡り歩き、窓ガラスなどを次々に破壊していく。
3-4
3-5ロシア侵攻前のキエフ。ただそこを歩いていただけのロマ族の女性を絡み殴打している。
3-4
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 24, 2022
3-5ロシア侵攻前のキエフ。ただそこを歩いていただけのロマ族の女性を絡み殴打している。 pic.twitter.com/aKi515kJHw
人種差別は、自分の民族、自分の文化、または自分の領土を守るうえで必要不可欠。
なので「人種差別」を破壊するすべての人々、または慣習については、完全な憎しみをもって憎まなければならないという思想。
ネオナチの中では人種差別は積極的に肯定される。
ユダヤの排斥
4-1-1
18世紀、ウクライナ西部を中心に繁栄したユダヤ教のハシディズム派。その開祖ラビ・ナフマンの墓は、イスラエル国外で最大のユダヤ教聖地。
そのラビ・ナフマンの墓があるユダヤ人地区で、ユダヤの15歳と17の青年をウクライナ過激派が襲い、1人は頬をナイフで刺された。
4-1-2
2020年、ユダヤ人がキエフにて「ハヌカ(エルサレム神殿奪還の戦勝記念日)」を祝い、メノラーランプに火をともしていた。
朝には”目の前に警察がいるにもかかわらず”反ユダヤ主義者がそれを壊した。
動画には映ってないが、その後、メノラーランプは川に投げ込まれた。
4-1-3
2021年12月、キエフではユダヤ人の店、またはネオナチ政権の敵と見なした店を攻撃して周った。
4-1-3
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 28, 2022
2021年12月、キエフではユダヤ人の店、またはネオナチ政権の敵と見なした店を攻撃して周った。 pic.twitter.com/doHkdPaMtU
4-1-5
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 28, 2022
2021年5月、ユダヤ人の歴史とホロコーストの研究学者ウラジーミル・シューキンは、ミコライフの自宅で残酷に殺害されているところを発見された。
2018年には、ミコライフの別の歴史家ミコラ・シチュクも殺害されている。
その事件の容疑者は逮捕後すぐに釈放され事件はいまだ未解決のままである pic.twitter.com/2WNTnldG2x
4-2-2
2016年、キエフの中心部で赤い旗を掲げた高齢者を棒で殴り、唐辛子スプレーで攻撃。
4-2-2
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 28, 2022
2016年、キエフの中心部で赤い旗を掲げた高齢者を棒で殴り、唐辛子スプレーで攻撃。 pic.twitter.com/o1TORha8KI
4-2-4
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) March 28, 2022
2019年7月16日、ロシア語を禁止する「国家語としてのウクライナ語機能保障法」が施行
準備期間の為、複数の項目は2021年1月16日から施行された。文化・芸術・娯楽や、サービス業で顧客・訪問者とのやりとりは原則ウクライナ語となった。 政治家や首長、公務員もウクライナ語を話す義務が科された pic.twitter.com/2lKjjIpu6W