海のふた | はーもにーぷれいす

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子どもたちの未来のために私たちができること

たまに海に行きたくなります。

 

 

風が強いです。

 

 

そして、眩しい!

 

 

自分も自然の一部だと感じると、不思議と落ち着いた気持ちになるものですね。

 

 

 

むかし読んだ

 

 

よしもとばなな さんの小説を思い出しました。

 

 

 

これからここがどうなっていくか知らない。

私はここの大地をなでるような気持ちで、毎日この足で歩き回っている。

小さな愛が刻まれた場所は、やがて花が咲く道になるからだ。

 

 

だからこそ、大したことができると思ってはいけないのだ、と思えることこそが好きだった。私のできることは、私の小さな花壇をよく世話して花で満たしておくことができるという程度のことだ。私の思想で世界を変えることなんかじゃない。

 

ただ生れて死んでいくまでの間を、気持ちよく、おてんとうさまに恥ずかしくなく、石の裏にも、木の陰にも宿っている精霊たちの言葉を聞くことができる自分でいること。この世が作った美しいものを、まっすぐな目で見つめたまま、目をそらすことに手を染めず、死ぬことができるように暮らすだけのこと。

 

みんなが自分のまわりの全てに対して、そんなふうに豊かであったなら

 

戦いようのないくらい巨大で真っ暗なあの闇の中でも光って見えるのだろう。