昨日は、夕方
少し早目に自坊法務を終えて、
今、あべのハルカス美術館の
10周年記念に開催中の円空展
に、行って来ました。
入場した正面には、
立ったままの木から掘り出されたという
金剛力士立像(吽形)
(この円空展は、一部の展示が撮影可でした)
後ろまで見ることが可能なため、
一本の木であることがよくわかります!
こちらは、ポスター表紙にもある
両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)
両面といえば、裏表で表現されることが多い
かと思いますが
円空さんの仏像は、半木に彫られるものも多く、
この宿儺像も、正面の武人の肩にもう一人の武人が乗り掛かっている姿で彫られていました。
後ろのケースに展示されているのは
観音三十三応現身立像
円空さんが彫られた仏像は、
本当に目の前の人の求めによく応じた仏様を
彫られていたんだろうなぁと感じましたし、
木の中に、いらっしゃる仏様さまの姿が
円空さんには見えていて
その手が動くままに彫り出されたのだろう、
そんな印象を受けた
仏像展でした。
修行の旅に生涯を捧げ、人々のために祈りを込めて仏を彫った円空。生涯に12万体の神仏を彫る誓願を立てたといわれ、飛神の剣のようにノミを振るい、神仏を彫り続けました。 謎の多い一生ですが、その生きた証として、優しく微笑む観音像、迫力に満ちた護法神像など、今も5千体を超える神仏の像が伝わり、人々に愛されています。 本展では初期から晩年までの代表作により、創造の足跡をたどります。
美術品、宝物としての仏像に見慣れた人にも
ぜひみてほしい円空さんの仏像たち。
自然はもちろん
見るもの全ては
神様で、仏様で、
信仰、祈り、救い、…
その形って
無限にあるのかなぁ。。。
ハルカス美術館に行けない方は、
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