色づいては

舞い落ちる

桜の紅葉が

夕暮れの

ほんのりとした空を背に

やわらかく

揺れている

大地に還り

腐葉として

春の花のために

美しく舞い眠る



彼らは

葉であるとともに

根であり

幹であり

花であり

実であり

葉脈であり

土であり

桜である

曼荼羅のせかい

犠牲ではなく

奇跡の調和

春夏秋冬のときのなかに

photo:01