「水脈」 | ヨガの詩uta、ヒプノの奏kanade、アニミズムのひかり。
我らの体の大半は水であるように
地球もまた豊かな水をその身に含んでいる
山脈の雄大さも海の広大さも
ただ水を受けとめるためだけにあるのかもしれない
大地からこんこんと湧き
森の緑の中にも
雲の白の中にも
ときには白銀世界の雪や氷に
ときには惑いの霧や力の蒸気として
砂漠のオアシスに
文明を育む大河に
生きた水脈は
いつもそこに在る
雨の神、山の神、母なる神と
神性を与えられ
いのちの基盤をつくる
この星の美しく豊かな水脈を
来世に
次の文明に
永遠に引き継ごう