はーもりこです。

こんにちは!


 

こちらの本を読みました。

今日はこの本の内容と合わせて

最近私が感じた、

「言葉の意味が腑に落ちる」

ということと

その意味について書きます。
『私らしい言葉で話す』
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京都は茶陶の窯元

「真葛焼」を生家に持つ
著者のSHOWKOさん。
330年の伝統を身近に育った彼女ですが
現在、「読む器」をテーマに
オリジナルブランドSIONEを立ちあげられ
ご実家の生業とはまた一筋別のところにて

ご自身の生き方を体現されています。


そんな著者が綴る、「言葉」への考察、
「自分らしい言葉」の定義、
そして、
それらを醸成するために

必要な心構えが書いてありました。


あぁ、
本を読んで泣いたのは久しぶり。

まさか泣くとは
思いもしなかったから。

ちょっとびびったw


響いたのはこの一説。


―感情を認識し、自覚すること。
そしてそれを今度は言語化し、
自分でさえも知らなかった
新しい自分を興味深く捉えること。
それが自己受容の最初の一歩です。



―自分のなかにどんな感情があったとしても、
いつか生きる「肥やし」にする。
そのために、経験を重ね、自分の言葉を持つ。
まだ消化できない体験にも、
いつの日か意義を見出す。

そんな気持ちを持つ。

そのあくなき探求こそが、
「覚悟」といえるのではないでしょうか。

 

 

ここだけ読んでも
疑問符が付くと思うので
ぜひ気になる方は本書を!
 

私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために | SHOWKO |本 | 通販 | Amazon


前置きが長くなったけれど、本論。


「私らしい言葉の定義」として本書は


「まず自分を知ること」
「自分の心地よい状態を知」り、
「自分の感情を味わ」い
「たくさん経験すること」


さらに


 「それを言葉にすること。

腹落ちさせること。
そして、人に伝えること。
そうしていくうちに、

自分自身の体験から生まれた言葉が、
力を持ち、一人で歩んでいきます。」



とされていました。


腹落ちした言葉。
これが、私の最近の実体験とも重なり
それこそ、この定義が深く
「腹落ち」した次第です。




突然ですが、
「多様性」って単語ありますよね。
多様性ってどういうこと

言うんでしょうか。
私は最近まで、
この言葉を理解したつもり

でいたんです。


幅広く性質の異なる群が存在すること。
性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、
単純に「いろいろある」こととは異なる。
 


上記のような、

辞書的意味はもちろんわかります。
うんうん、そうだよね。
で、それって結局、
何なん?
って話



お仕事で、
中国語を教えてらっしゃる方々に
中国語学習のきっかけや

ご自身の語学力を

向上させてきた理由などを
インタビューさせていただく機会が
最近多くあります。


このインタビューのさなか、
ある方とのやりとりの中で

多様性をはっきり理解した瞬間が
私に訪れました。

***

自分にとって

耳ざわりの良いことば、状況を
受け入れるっていうことが

寛容さではない。


「は?てめー何言ってんだよ」
と(笑)思わず悪態つきたくなるほどに
理解しがたい、受け入れがたい、
そういう自分とは
まったく相いれないであろう物事

にであったとき
それでもなお、
それを、いったん「受け入れる」

あぁそうですか、
あなたはそうなのね。と。


でですね、受け入れるってのは、
「好きになる」とか
「自分をそこに寄せる」ってのとは

もうまったく違ったんです。


受け入れたあと、そのあとです。


その「相容れぬもの」と、
自分との間を
しっかり明確に分けたうえで
その「相容れぬもの」への

対応の仕方を考える。


自分がいかに、心地よく、
それらと付き合っていけるか
その方法を、対処法を、考える。
引く線は、しっかり引いたうえで。


多様性って優しい言葉って思ってました。
なんだか素敵じゃないですか。
ねぇ、みんな違ってみんないいんですよ。
それはそうなんです。

みんな仲良しー!なイメージもあった。


でも、私の中で今は
多様性の言葉の持つ”感じ”が変化して
もっと、

合理的かつ現実的な音色が加わりました。

嫌いなら、きらいなままだっていい。


でも、拒否らない。
ただ、近づきすぎなくっていい。
違いをしっかり理解したうえで
対処を考える。


その余地がある状態こそ
多様性がある状態、と言えるのだと
私は心から腹落ちしました。


これはあくまで私の解釈。
だからきっと、
みなさんが多様性ってことばをきいて
思い浮かべるイメージは

もっと別のものだと思う。


言葉を自分のものにする。
ありふれた言葉であっても、
いったん自分なりに
その言葉の意味を考えてみる。



で、それって結局、
何なん?

って。


特に、具体性に欠ける、
あいまいな抽象的な言葉はなおのこと。


それにあたってはやはり常日頃から、
ものごとを思考する習慣であったり
言葉に対する感度のようなものを
持っておく必要がある。


ある日突然ふってわいたように
「腹落ちする」瞬間ってこなくて
上記の場合だったら
「多様性」について
私が常々アンテナ立てて考えてたから
ある人との出会いの中で得た言葉に
共鳴したのだろうし。


私らしい言葉は、腹落ちした言葉。
腹落ちする言葉を多くもっていると
人生が豊かになる気がします。


自分だけの、「腹落ち言葉リスト」
増やしていけると
いいなって思いませんか◎


 

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はーもりこ とは

元新聞社系・出版社勤務。退職後もフリーライター・インタビュアーとして、地元滋賀県の情報誌などに記事執筆。「書く」ことを通じた自己探求をライフワークに掲げる。小学生向け・作文教室「書いて深める作文の教室」主宰。2017年、夫の転勤に伴い、日本→広州へ。2020年3月、3年の駐在生活を終え、帰国。現在は北九州市在住。▶▶さらに詳しく読む(続きはこちら)

 

 

 

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