はーもりこです。
こんにちは！
母の日と聞いて思い出すのは
私がちょうど小学校低学年（たぶん）
だったころのこと。
貯めたお金を片手に、
自転車で数十分するお店に
母に贈る髪飾りを買いにいった。
その頃の母は髪が長く、これなら
使ってもらえるのではないだろうかと
選んで買った髪飾りだった。
渡したときに、母は喜んで、
そして泣いてくれた。
ありがとうと何度も言いながら、
泣いてくれたことが、嬉しいような
どうしたらいいのかわからないような、
ただ母を愛しいと思う気持ちで眺めていた。
その頃私が持っていた気持ちと
もしかすると、娘も
同じ気持ちでいてくれるのかもしれない。
なぜって母の日は
いつも長女がソワソワする。
もうこっちが笑ってしまうくらい
ソワソワソワソワする。
サプライズしようとするのが伝わってきて
気づかないフリをもちろんするけど
笑ってしまいそうになる。
お小遣いをもらうようになって彼女は
自分のものを買うよりなにより
私へのプレゼントを買うことに
その大切であろうお金を使っている。
去年の母の日は
ノートと髪飾りをもらった。
長女の気持ちがありがたすぎて
ノートはいまだ使えていない。
今年はストールと
カーネーションボールをくれた。
聞くと、数日前から私の母と、
夫には相談しつつ
買い物に行ったようだ。
少し興奮気味に、嬉しそうに、
何度も今日を迎えるまでの
エピソードを話してくれる。
今年も、そうして、
念入りに準備したプレゼントを
次女に手渡す役を預け、
私に贈ってくれた。
「大好きだよ」の手紙を添えて、
サプライズする喜びに心躍らせながら。
私はどうひいき目にみたって
完璧な母ではない。
むしろ、感情に任せて怒ることが
いまだにほとんどで
イライラしたかと思えば、
そんな自分に反省して
コロッと笑顔になって
子ども側からすれば扱いにくい(笑)
母親ではないだろうか、と思うんだけど。
それでも愛してくれる娘たち。
今日は確かに母の日なのだけど
本当は私があなたたちに
お礼を言わねばならない日。
無条件の愛情を
私にくれてありがとう。
一緒にいてねこれからも。
本当に今日はありがとう。
母の日とか、
イベントがある特別な日でなくても、
本当は常日頃から、
もらっているものがたくさんある。
気づいていないだけで
忘れてしまっているだけで
もらったものが、たくさんあって
それらによって
自分は生かされているってことを
忘れずいたいなぁと思っている。
元新聞社系・出版社勤務。退職後もフリーライター・インタビュアーとして、地元滋賀県の情報誌などに記事執筆。「書く」ことを通じた自己探求をライフワークに掲げる。小学生向け・作文教室「書いて深める作文の教室」主宰。2017年、夫の転勤に伴い、日本→広州へ。2020年3月、3年の駐在生活を終え、帰国。現在は北九州市在住。▶▶さらに詳しく読む（続きはこちら）