今日は昼間に卒演ショス5の管打練。急遽乗ることになったので今回が練習初参加でした。
練習時間が少なかったとはいえ全然できなかったので、もっと時間作ってしっかり練習しないとまずいな…。後輩たちにも申し訳ない。
夜は演奏会に行ってきました。
☆小澤征爾/水戸室内管弦楽団@サントリーホール
・モーツァルト:ディヴェルティメント K.136(指揮者無し)
・モーツァルト:交響曲第35番《ハフナー》(指揮者無し)
・ハイドン:チェロ協奏曲第1番(Vc.宮田大、小澤征爾指揮)
2日前の水戸公演をキャンセルしていたので今日もどうなるのか心配していましたが、やはり全曲は無理ということでハイドンのみ1曲を小澤征爾が振るという形になりました。チケットは後日¥3,000の払い戻しがあるようです。
演奏の方はというと、最初のディヴェルティメントは指揮者無しのせいかどこか手探りのような印象が拭えませんでしたが、やはりこれだけの名手を揃えているだけあって出てくる音色は柔らかくて瑞々しく、非常に心地よい演奏でした。
続く《ハフナー》は一転してまとまりが出てきて、モーツァルトの音楽が活き活きと響いていました。弦は音楽の歓びを自然かつ朗らかに歌い上げ、管打楽器陣も木管金管打楽器の区別なく一体となったブレンド音で、室内オーケストラでしか味わえないようなしなやかな音楽を聴かせてくれました。いつか自分もこんな素晴らしいモーツァルトが演奏できたらなぁ…。
長めの休憩を挟んで後半はハイドンのチェロ協奏曲。小澤征爾の登場と天皇皇后両陛下のご臨席に会場が大喝采に包まれます。小澤征爾は用意された椅子に時折腰かけながらも、その指揮ぶりは非常に情熱的で、オーケストラと若きチェリスト・宮田大を相手に丁々発止のやり取りを繰り広げていました。オーケストラも前半よりさらに素晴らしく、何かオケ全体に一本の筋がピンと張られたように、柔らかさや瑞々しさを保ちつつも引き締まった音色になり、名手たちがマエストロに敬意や親しみ、共感といったものを抱いていることが演奏から率直に伝わってきました。宮田大の演奏も勢いだけではなく、確固たる技術に裏付けされたその表現にはただただ圧倒されました。素晴らしいチェリストです。
小澤征爾は1曲のみの登場だったけど、指揮者無しの水戸室内管と小澤征爾が振る水戸室内管の2つの顔が一夜で見られたし、思い出に残る素晴らしい演奏会でした。日本だけでなく、世界の音楽界をずっと引っ張ってきているだけあって、やはりそのカリスマ性というものはただ事ではなかったです。しかしこれから音楽塾で《蝶々夫人》を振って夏はサイトウ・キネンで《火刑台のジャンヌ・ダルク》、秋にはウィーン国立歌劇場の来日公演で《スペードの女王》って、いくらなんでも無謀なスケジュールのような気がします…。やはりキャンセルになると残念だし、体調面を考慮してもっと活動を絞ってもいいんじゃないかと思いますね…。