一人暮らしと新しい仕事を始めてからもうすぐ1年になろうとしています。
仕事もまだまだだし家事も手抜きだし、とても成長しているとは言えませんが…。

最近仕事以上にプライベートの悩みが多く、陰鬱とした気分になることも少なくないですが、表面上だけでも取り繕ってなんとか頑張っていきたいと思います。

来月はオペラ3つに演奏会1つ聴きに行けるので、嫌なことは忘れてしっかり楽しんでこよう。
昨日今日と夏期休暇をいただき、今年も松本に行ってきました。
もちろんお目当てはサイトウ・キネン・フェスティバルです。

八王子から特急あさまへ乗り込み、がらがらの車内であさりおこわ弁当に舌鼓。美味しい。
幸い天気も良く、ブルックナーの7番やワーグナーの序曲を聴きながらぼーっと車窓に映る景色を眺め、日々の喧騒を忘れてのんびりと松本へ向かいました。


小澤征爾が振らない、初のサイトウ・キネン・フェスティバル。
残念ながら集客にはやはり影響があるようで、平日とはいえ空席が目立っていました。


☆山田和樹/サイトウ・キネン・オーケストラ@まつもと市民芸術館
・オネゲル:《火刑台上のジャンヌ・ダルク》(コム・ドゥ・ベルシーズ演出)


〇キャスト
ジャンヌ・ダルク…イザベル・カラヤン
修道士ドミニク…エリック・ジェノヴェーズ
語り手…クリスチャン・ゴノン
声、マルグリート…シモーネ・オズボーン
聖処女…藤谷佳奈枝
カトリーヌ…ジュリー・ブリアンヌ
声、豚、伝令官Ⅰ、聖職者…トーマス・ブロンデル
声、伝令官Ⅱ、もう一人の農夫…ニコラ・テステ
合唱…SKF松本合唱団、栗友会合唱団、SKF松本児童合唱団


舞台はオーケストラ・ピットが前面にせり出し、その周りを演者のための舞台が囲み、舞台奥に3階建ての簡易な建造物(主に合唱用)、舞台から続くピットの中央部に火刑台が設置。劇的オラトリオとも称されるこの作品ですが、オペラのような舞台装置には開演前からわくわくさせられます。
チューニング後に一度場内の照明がすべて消え、再び舞台に明かりが灯されたときにはすでに山田和樹が指揮台へ。幕が最初から上がっていて、開演前の拍手はありませんでしたが、この演出で自然と演奏へ入り込むことができました。

ベルシーズの演出はところどころアイロニカルな要素を含み、個人的に一番大好きなジャンヌ・ダルクの裁判のシーンでは豚やロバ、羊などの着ぐるみを被った演者が騒ぎ立て、ベルシーズがプログラムで語っていたとおり、政治的な要素を子どもの視点から捉えて表現することに成功していたように思えます(カード対決のおちゃらけた雰囲気も然り)。
ジャンヌ・ダルクが見た幻の世界が終わり、クライマックスの火刑台のシーンでは対照的にシンプルながらも神秘的かつ厳粛な演出が見られ、小澤征爾が一番伝えたかったという「愛が何物にも勝る」というこの作品の主題が頂点に持ってこられていて、暗闇の中に無数の灯が残るという最期の演出も心を打つ手法でした。

オケ、演者、独唱者、合唱、どれを取っても鬼気迫る渾身の演奏。そして若き新鋭・山田和樹が本当によくこの難曲の魅力を存分に引出し、同時に手堅くまとめていました。歌うところはしっかりと歌わせ、時にはリズムをはっきり浮き彫りにさせてアクセントをつけ、長大な曲ですが全く弛緩することなく最後まで走り切っていました。オペラを振ったことがないと言うのに、安定感がありベテランの貫禄が漂っていて、大物のオーラを感じさせます。聴衆が少なかったせいか終演後のブラボーはあまり飛びませんでしたが、山田和樹だけには飛んでいましたね。
来年以降ももし小澤征爾が振れないのであれば、ぜひ引き続き山田和樹を招聘して欲しいです。


今年聴いた中でも一番の演奏会でしたが、残念だったのはホールスタッフの質。もしかしたらサイトウ・キネンのためのボランティアのスタッフかもしれないので多くを望むのは間違っているかもしれませんが、パンフレットやドリンクを買ったときに「ありがとうございます」の一言もないのはさすがにちょっと…。顔見知りらしきお客さんと平気で私語をしたりもしているし、せっかく超一流の芸術家たちが一堂に会して、超一流の演奏を聴かせてくれるのだから、それを支えるスタッフの方もそれに見合うくらい意識を高くしていっていただければもっと素晴らしい音楽祭になるのではないかと感じました。

一昨日は午後から関内で研修があり、直帰の許可ももらっていたので、研修後に初めて横浜スタジアムに行ってみました。
毎週金曜日はメンズデーらしく、なんと内野指定席の当日券が¥2,000引き!内野指定B席で¥1,500で観戦できるのはお得感がありますね。

対戦カードはベイスターズ―ジャイアンツ。セ・リーグ同士の対戦を生で観るのは高校以来かな…。

横浜スタジアムはすり鉢状でかなり傾斜もある球場なので、上の方の席からは周りの景色も空の色の移り変わりも楽しめました。しかし暑さと人の多さに耐えられなくなってしまったので試合途中で退散。それでも普段生では観ないような試合を安く気軽に観られたのはなんだか贅沢した気分でした。


帰りは缶コーヒーを飲みながら夕涼みしてのんびり帰宅。
そろそろ独りの生活にも慣れていかないとな。
昨日は幼馴染とマリンフィールドへマリーンズ―ホークスの観戦に行ってきました。マリンは前に行ったのが去年の7月末のイーグルス戦(田中将広―ラズナーの完封リレーを喰らった覚えが…)だったのでちょうど1年ぶり。
今年は球場で観戦した試合が3戦3勝と相性がいいので、調子が下降気味のマリーンズですがぜひとも良い試合を見せてもらいたいと思いながら球場に向かいました。

先発はマリーンズ・上野、ホークス・武田。上野は生で観るのは初めてでしたが、5回1失点の粘りの投球を披露してくれました。打線はホワイトセル、根元の適時打で2点を奪い、大谷、益田の救援陣も好投し最終回へ。

最終回は新守護神・内に任されましたが、1死から3連打を浴びてまさかの同点。9回裏のサヨナラの好機には代打・福浦が告げられこの日一番の盛り上がりを見せましたが、ホークスの守護神・森福に抑えられて延長戦へ。

結局10回裏の好機も得点には至らず、3時間半ルールにより引き分け。マリンのナイター観戦ではいまだに未勝利なので、次回こそは勝利を見たいです。

しかし久しぶりにマリンで観戦して思いましたが、やはり野球は良い天気の日に屋外の球場で観戦するのが最高ですね。来月のホークス戦も行こうかな。
演奏会本番も終わったので、最近の休日は独りでのんびり(だらだら?)過ごすことが多くなっています。
実家が比較的近いので帰って猫と戯れるのもいいですが、帰りすぎるのもなんなのでこの土日は独りで過ごしてました。

油断していると二日間全く外に出なさそうなので、昨日はブリヂストン美術館へドビュッシー展を観に行ってきました。

ドビュッシーと関わりの深い芸術家たちの作品や、総譜や舞台作品のためのスケッチなどが多数展示されていて興味深かったです。葛飾北斎や歌川広重の絵も展示されていて、ドビュッシーの自室を撮影した写真には富嶽三十六景が飾られているのが確認でき、ドビュッシーの日本への関心の高さが改めて認識できました。実はドビュッシーが印象派というカテゴライズから距離を置きたがっていたことや、熱心なワグネリアンでバイロイトにも足を運んでいたということは恥ずかしながら初めて知りました。
印象に残った作品は、カミーユ・クローデルの《ワルツ》、ギュスターヴ・カイユボットの《ピアノを弾く若い男》、ウィンスロー・ホーマーの《夏の夜》、アレクサンダー・ハリソンの《海景》、ジョルジュ・ラコンブの《紫色の波》、シャルル・ラコストの《影の手》。オルセー美術館に行きたくなりますね。

絵のことは全くの素人で知識も技術もなにもないですが、美術館で静かに見ているだけで心が洗われる気がして好きなんです。またどこか行こうかな。