今年のペナントは土壇場でライオンズに追い抜かれて惜しくも3位に終わったマリーンズ。
しかし、開幕前の下馬評では最下位候補筆頭だっただけに、この戦力でAクラス入りできただけでも十分及第点なのではないでしょうか。

そして今日はCSのファーストステージ第3戦を観戦しに西武ドームへ。
今回は大奮発してネット裏スペシャルシートで観戦してきました。専用の入り口やレストランがあったり、スタッフさんが飲食物のオーダー取って席まで運んできてくれたりで至れり尽くせりの席でした。しょっちゅう来られるような値段ではないけれど、こういう特別な試合で贅沢したいときには良い席だと思います。

試合はライオンズが牧田、マリーンズが唐川の先発。中盤までは0行進が続く投手戦でしたが、5回に鈴木大地のソロで均衡を破ると6回には井口のソロで中押し。攻めきれなかった牧田をこの回途中で引きずりおろします。その裏唐川も連打でピンチを招き降板しますが、内が最少失点で切り抜ける好リリーフ。8回には角中がビハインドながら出てきた守護神・涌井から2点タイムリー3ベースを放ちダメ押しし、最終回は益田が三振で締めてゲームセット。第1戦、第2戦とは打って変わって緊張感溢れる試合となりました。

試合後の双方の応援団によるエール交換は素晴らしかったですね。
次は苦手のKスタでイーグルス戦。正直今までのポストシーズンの中でも最も勝算が少ない戦いになると思いますが、3年前のような鮮やかな下剋上をまた期待したいです。
10月になり、冷え込む日が急に増えてきましたね。
秋は短いので、この季節の移ろいを愉しんでおきたいものです。


☆マルティン・ジークハルト/東京交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール
(名曲全集 第90回)
・モーツァルト:ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495(Hr.シュテファン・ドール)
・モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(Ob.ハンスイェルク・シェレンベルガー、Cl.ノルベルト・トイブル、Fg.リヒャルト・ガラー、Hr.シュテファン・ドール)
・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98


ソリストにアンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーを迎えた豪華なプログラム。当初は元ウィーン・フィルのヴォルフガング・シュルツを迎えてのモーツァルトのフルート協奏曲第2番が予定されていましたが、今春の氏の急逝を受けて曲目が変更となっています。ウィーン・フィルを退いたとはいえ、まだ若かったですし非常に残念です。

ホルン協奏曲はドールの超絶技巧が冴えわたります。難所も難なく吹いてしまうところがやはり凄い。まるでホルンが自分の身体の一部になっているようでした。音色もまろやかながらしっかりと芯があり、さすがベルリン・フィルの首席といった貫禄の演奏でした。ちなみに今日は水戸にラデク・バボラークが来ているので、ベルリン・フィル首席経験者が別々に同時に来日するというホルン・ファンの人からするとどちらに行くべきか迷うところだったかもしれません。
協奏交響曲は元ベルリン・フィル首席のシェレンベルガーとウィーン・フィル首席のトイブルが躍動。特にトイブルの音色はよく録音で聴いた古き佳き時代のウィーンの音で、そこには唯一無二のくすんだ美しさがあります。お互いをよく知る4人だからこその極上のアンサンブルはまさに明鏡止水の境地。素晴らしいモーツァルトが聴けました。

そしてメインのブラームス、これは一転重厚な演奏で素晴らしかったです。ジークハルトの指揮はフレーズを情感たっぷりに歌わせ、アーティキュレーションや音の語尾の処理も綿密で、非常に丁寧に創り込まれていました。アウフタクトを程よく溜めていたのが功を奏していたように思います。秋に聴くブラームスはいいですね。

演奏会後は後輩に呼んでもらったオケの練習に初参加。ちょうどシーズン最初の練習だったので、思ってたより練習に集中して入り込むことができました。
乗り番はマンフレッドとブラ1の2nd。ドイツ物は卒業してからは初めて取り組むので緊張しますが、どちらも大好きな曲なので頑張って練習していきたいと思います。久しぶりに後輩と一緒に吹けるので楽しみです。
マリーンズ、ホークス、ライオンズの三つ巴のCS争いが熱いです。
今日はホークスとの2位攻防戦を観戦しに幼馴染とマリンフィールドへ。

先発はマリーンズが唐川、ホークスが東浜。
唐川がいきなり先制を許しますが、2回にブラゼルの一発で逆転。5回に再逆転されますが今度は井口の一発で追いつく粘りを見せるなど白熱した好ゲームになりました。結局反撃及ばず敗れましたが、7回の服部の長谷川へのワンポイントリリーフは完璧な仕事で痺れましたね。そのあとは内に任せて欲しかったところですが…。

正直優勝はもう厳しいので、マリンでCSができるようなんとか2位を死守して欲しいところです。
彗星のごとく指揮者界に現れてから数年。飛ぶ鳥を落とす勢いで八面六臂の活躍を続けるベネズエラの俊英、グスターヴォ・ドゥダメル。
待望のシモン・ボリバル響以外との来日は世界屈指のオペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座との組み合わせです。


☆グスターヴォ・ドゥダメル/ミラノ・スカラ座@NHKホール
・ヴェルディ:歌劇《リゴレット》(ジルベール・デフロ演出)

〇キャスト
マントヴァ公爵…ジョルジョ・ベッルージ
リゴレット…レオ・ヌッチ
ジルダ…マリア・アレハンドレス
スパラフチーレ…アレクサンドル・ツィムバリュク
マッダレーナ…ケテワン・ケモクリーゼ
ジョヴァンナ…ジョヴァンナ・ランツァ
モンテローネ…エルネスト・パナリエッロ
マルッロ…セルジョ・ヴィターレ
ボルサ…ニコラ・パミーオ
チェプラーノ伯爵…アンドレア・マストローニ
チェプラーノ伯爵夫人…エヴィス・ムーラ
廷吏…ヴァレリー・トゥルマノフ
小姓…ロザンナ・サヴォイア
合唱…ミラノ・スカラ座合唱団
バレエ…ミラノ・スカラ座バレエ団


たしか数年前に発表された当初の情報ではこの《リゴレット》は新演出の予定でしたが、いつの間にか伝統あるデフロの演出でやることに。20年くらい前の演出ですが、王道的な演出で音楽の邪魔をすることもなく、視覚的にも楽しめて安心して観られました。特に第1幕冒頭の宮殿での宴会は豪華絢爛で、イタリア・オペラの真髄が感じられました。
スカラ座のオケはスカラ・フィルを5年前にチョン・ミョンフンの指揮で聴きましたが、正直そのときの演奏はあまり印象に残っていません。ただ、ピットに入るとまさに本領発揮!水を得た魚のように官能的で柔らかく、輝かしい音色。ドゥダメルの指揮とも良い相乗効果が生まれていて、音楽にしっかり方向性があり、《リゴレット》の悲劇をしっかり表現しきっていました。

歌手は重鎮レオ・ヌッチの独壇場!老齢を感じさせない鬼気迫る歌唱に圧倒されます。声の伸びも素晴らしいです。ジルダ役のマリア・アレハンドレスは高音がややヒステリックに聴こえるのが気になりましたが、大御所の相手役として健闘していました。他の歌手陣も安定した歌唱で2人を支えていました。

今回のスカラ座は公演数も多く、かなりサービス精神旺盛でした。演奏の質も高かったし、次回来日がいつになるかはわかりませんがまた聴きに行きたいですね。
今日から待望の3連休がスタート。
2週続けての3連休はありがたいですね。その分平日は大変になりますが…。


☆シルヴァン・カンブルラン/読売日本交響楽団@横浜みなとみらいホール
・モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
・モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364(Vn.荻原尚子 Va.清水直子)
・メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 op.56《スコットランド》


昨年12月以来となる読響の演奏会。この演奏会はシーズン・プログラムが発表となった時から絶対に行こうと思っていたものです。

モーツァルトの29番は8-8-6-4-3という小編成での演奏。若い番号の交響曲の中では指折りの名曲ですが、カンブルラン/読響の演奏は瑞々しく奇を衒うことのないアプローチで、モーツァルトの音楽にゆったりと浸ることができました。
続く協奏曲が本日のお目当てでしたが、期待通りの白眉の演奏。
ケルン放送響コンミスの荻原尚子女史とベルリン・フィルの首席ヴィオラの清水直子女史という豪華な独奏者がトゥッティ時はオケのパートも一緒に弾くスタイルでしたが、29番のときより弦楽器の音がさらに艶やかになり、舞台上が輝いて見えました。独奏者のカデンツァの掛け合いも、普段オケで首席を務めているだけあって、お互いを聴き合って一音一音丁寧に紡がれていました。

メインの《スコットランド》はクラリネットの新首席・金子平氏のソロが抜群に上手く、ついついクラリネットばかりに耳を奪われてしまいました。カンブルランはモーツァルトもメンデルスゾーンも見通しがよくスタイリッシュなものに仕上げていて、比較的長めのプログラムかと思いましたが、全曲すっきりと聴くことができました。アンコールなしでも満足。

演奏会のあとは渋谷にていつもの早稲フィルメンバーで久しぶりに飲み会。後輩が所属しているオケのクラが足りないということで助っ人で入ることになりました。後輩と一緒に演奏するのも去年の卒演以来で久々だし楽しみです。


明日はミラノ・スカラ座の《リゴレット》。予習が終わらなかった…。