この土日は早稲フィルの同期4人で鬼怒川温泉へ行ってきました。
鬼怒川は池袋から特急で2時間ほどと実家から近くて便利なのですが、意外にも今まで一度も行ったことのない場所でした。

土曜日は午前10時頃に池袋で待ち合わせ。お弁当やお菓子、お酒などなど買い込んで特急スペーシアへ。ひたすら食べてたせいかお昼過ぎに鬼怒川温泉駅へ到着したときは苦しかったです…。

鬼怒川温泉へ着いたら早速駅前の足湯へ直行。少々熱かったですが身体全身がぽかぽかになりました。思っていたよりも寒くなかったのでよかったです。

足湯のあとはバスで東武ワールドスクエアへ。世界の名所が1/25のサイズで非常に忠実に再現されていて、楽しむのと同時に勉強にもなりました。東京スカイツリーは1/25でも圧倒的な大きさだったな…。

東武ワールドスクエアを出るころには夕暮れも近かったので、タクシーでほてる白川 湯の蔵へ向いました。
通されたお部屋は最上階の角部屋で、ホームページで見た写真よりもかなり広くてびっくり!10畳の和室と4畳の和室があり、他にも掘りごたつやテーブル、イスが置かれているスペースもあり、4人でも十分に広々と使えるお部屋でした。
一休みしてから温泉へ入り、夕食をお腹いっぱい食べたあとは4人で布団の上でテレビを観ながら延々とトランプに興じていました。童心に戻れて楽しかったです。

翌朝は6時半には起きて朝風呂へ。前日も露天風呂には入っていたのですが、やはり景色が澄んで見える朝の露天風呂は最高ですね。外の寒さとお湯の熱さが心地よく、ついつい長風呂をしてしまいました。

朝食を食べて少しのんびりしてから帰路へ着きました。今回の宿は接客も素晴らしく、また鬼怒川に来るときにはぜひ使いたいと思いました。

夜は練習がありましたが、親しい同期で温泉旅行を満喫でき、良いリフレッシュができた休日でした。
クラウディオ・アバドが20日の朝に他界したとのニュースが。

胃がんを患ったあとはいつも痩せ細っていて、映像で観る度に、もうあまり長くないのかもしれないと感じてしまうくらいでしたが、ベルリン・フィルを退いたあとはマーラー室内管やルツェルン祝祭管、モーツァルト管などと、自分の好きなように、幸せそうに音楽に取り組んでいるように見えました。最近のモーツァルト管とのシューマン2番も清廉で素晴らしかったですし、最期まで稀有な音楽を届けてくれました。

去年のルツェルン祝祭管との来日はすごく楽しみにしていましたが、体調不良で来日中止。残念ながら実演は一度も聴けませんでした。

思い返せば自分が初めて買ったクラシックのCDは、アバド/ロンドン響の《展覧会の絵》と《ペトルーシュカ》でした。もう10年ほど前になりますが、思い出深いです。


御冥福をお祈りいたします。
演奏会がなかったので久しぶりの更新です。
遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。

次の演奏会は今のところ2月のギルバート/ニューヨーク・フィルまで予定なし。
来週のルイージ/N響のオルフ・プログラムは興味ありますが、当日のスケジュールが未定なので行けるようなら行ってきたいですね。

そういえば昨日、待望の新国立劇場の2014/2015シーズンのラインアップが発表になりました。
飯守泰次郎を芸術監督に迎えるシーズンとあって、やはりワーグナーが2つ組み込まれていました。新芸術監督が自らタクトを振る、シーズン開幕を飾るプレミエの《パルジファル》(しかもハリー・クプファー演出!)は垂涎の的でしょう。他にも《ドン・ジョヴァンニ》、《ドン・カルロ》、2011年の大震災で中止となったプレミエの《マノン・レスコー》、《運命の力》、プレミエの《椿姫》、《ばらの騎士》など、魅力的な演目が並びます。

ここ数年、個人的にはややいまいちに感じるラインアップが続いていただけに、来シーズンの新国立劇場には期待大です。
夏頃から生活が新しくなるため、今みたいに頻繁に演奏会に行くのは難しくなると思いますが、《パルジファル》、《ドン・カルロ》、《マノン・レスコー》、《ばらの騎士》くらいはなんとかして観に行きたいです。


待望ついでに、年末にタワレコのオンラインで注文していたCDがようやく今日届きました。
小澤征爾/ウィーン国立歌劇場の《エフゲニー・オネーギン》です。
追加で頼んだハイティンクのシンフォニー・エディションも届いたので、しばらくこれで聴くCDには困らなさそうです。
早いもので今年ももう師走ですね。
今回の年末年始は1日だけ出勤がありますが勤務時間は短いので、実質暦通りの9連休みたいなものです。

今年最後の演奏会はオペラです。


☆ジャナンドレア・ノセダ/トリノ王立歌劇場@東京文化会館
・プッチーニ:歌劇《トスカ》(ジャン=ルイ・グリンダ演出)

〇キャスト
トスカ…パトリシア・ラセット
カヴァラドッシ…マルセロ・アルヴァレス
スカルピア…ラド・アタネリ
アンジェロッティ…ホセ・アントニオ・ガルシア
堂守…マッテオ・ペイローネ
スポレッタ…ルカ・カザリン
シャルローネ…フェデリコ・ロンギ
看守…ジュゼッペ・カポフェッリ
牧童…阿部昇真(TOKYO FM 少年合唱団)
合唱…トリノ王立歌劇場合唱団、TOKYO FM 少年合唱団


《トスカ》といえばクラリネット吹きには有名な「星は光りぬ」のアリアがありますが、恥ずかしながら全曲を聴いたことはなかったので、カラヤン/ベルリン・フィル盤で直前に予習してから臨みました。物語は1日のうちの出来事ですが、なかなか凄惨なお話ですね…。

幕が上がると音楽が鳴り始める前に映像が投影されます。映し出されたのは3幕ラストのトスカが聖アンジェロ城から身投げをするシーン。飛び降りたところで第1幕へと逆行してオペラが始まります。

物語の中心はトスカ、カヴァラドッシ、スカルピアの3人ですが、この3人がすごかった!
トスカは当初バルバラ・フリットリの予定でしたが、代役のラセットも実績十分。気が強くも幼く可憐なトスカのイメージにぴったりな歌唱を聴かせてくれました。2幕の「歌に生き、恋に生き」も切なく歌い上げ、悲恋のヒロインを丁寧に演じ切っていました。
カヴァラドッシを歌ったアルバレスは文句なしの今日の白眉。「星は光りぬ」の堂々たる歌いっぷりは忘れることはないでしょう。全幕を通じてカヴァラドッシの熱い正義感、誠実な性格がよく伝わる歌唱でした。スカルピアのアタネリも外道っぷりが実に良くはまっていて、この人の当たり役だと思います。

最後は再び映像が投影され、今度はトスカが飛び降りて地面(水面?)に衝突するまでをトスカの視点で映し出し、終幕。映像のアプローチも面白かったですし、舞台演出自体も奇を衒うことのない徹頭徹尾実直な演出で、視覚でも聴覚でもプッチーニの世界を堪能できました。
ノセダの指揮は師であるゲルギエフによく似た指揮法。出てくる音も色彩豊かなものでこの歌劇場の好調さがよく伝わる演奏でした。ちなみにイタリアの歌劇場で黒字経営できているのはフェニーチェとこのトリノだけだそうです。すごい。

演奏会後はブロカートの練習へ。
エキストラでの参加ですが、落ち着いていて雰囲気が良いオーケストラで、先生方の教え方もわかりやすく、練習時間があっという間に過ぎていきます。早稲フィル関係以外のオーケストラに乗るのは今回でまだ2回目ですが、運営もしっかりしているし、こういうオーケストラはとても素敵だなと思います。外に目を向けてみるのも新しい世界が知れるのでいいですね。
11月の演奏会ラッシュも今日が最終日。
みなとみらいへ行ってきました。


☆パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団@横浜みなとみらいホール
・ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》 op.72(演奏会形式)

〇キャスト
フロレスタン…ブルクハルト・フリッツ
レオノーレ…エミリー・マギー
ロッコ…ディミトリー・イヴァシュチェンコ
マルツェリーネ…ゴルダ・シュルツ
ヤッキーノ…ユリアン・プレガルディエン
ドン・ピツァロ…トム・フォックス
ドン・フェルナンド…デトレフ・ロート
語り…ヴォルフ・カーラー
合唱…東京音楽大学合唱団


演奏会形式でしたが、歌手が棒立ちのものではなく、少々の芝居と照明、小道具の演出があるものでした。そして何といっても一番特徴的だったのは、4年後のロッコの回想という視点で物語が語られていくこと。語り手のカーラーは役者らしく迫真の語りを聴かせてくれましたが、正直音楽が中断する回数やその時間が多く、語りの内容も単なる回想の域を出なかったので、自分としてはあまり良いアプローチには感じませんでした。
演奏自体はこのコンビの相性の良さや、ベートーヴェンに対する絶対の自信が感じられる鮮烈で瑞々しいものでした。音楽のテンポも良かっただけに、語りが入ることで流れが間延びしてしまい残念。
歌手は一番聴きたかったシュトルックマンのキャンセルがあり、そこまで期待はしていませんでしたが、合唱含め粒ぞろいで水準が高い陣容でした。これも代役でしたが、シュルツのマルツェリーネがとてもシルキーで一番印象に残りましたね。


演奏会のあとは歌舞伎町で焼き肉。
ブラックホールというお店ですが、今まで食べたことのないような美味しいお肉がいただけました。
また行きたいな。