今日はアンサンブル・アイリスの本番でした。

 

会場は去年と同じソノリウムでしたが、去年よりは響きが掴めた気がした反面、本番は一つのミスから頭が真っ白になってしまう場面もあり、未熟さを痛感しました…。楽器始めてから本番でこんなに取り乱したのは初めてな気がするくらい。
精神面のコントロールも技術だと思うので、もっと研究しないとだめですね。

ただ、やっぱりアンサンブルは練習も本番も愉しかったです。今回も素敵なメンバーの中に混ぜていただいて、本当に感謝です。

 

ご来場いただいたお客様、出演者の皆様、どうもありがとうございました。

今日は午後半休でサントリーホールへ。

 

☆ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン@サントリーホール
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
・ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102

 

モーツァルトはバレンボイムの弾き振り。
ソリストというよりはオケと一体となった室内楽のような演奏。それでもカデンツァの存在感と弱音の美しさには聴き惚れるばかりでした。この人のピアノの音色は丸っこいというか、良い意味でころころしていてとても好みです。

 

後半は、ブルックナーの交響曲の中でも8番と並んで大好きな2番。
ワーグナーのような重厚な演奏で、初めて生で聴きましたが、やはり良い曲だなーと再認識。オケの音色は滋味深く落ち着いていながらも、歌劇場のオケらしく歌にも溢れていて、以前に聴いたときよりもさらに洗練された印象を受けました。

2番はなかなか演奏会で取り上げられないですが、長すぎず旋律もわかりやすいし、もっと知名度が上がってもいいのになぁ…。

 

7年前のスカラ座との来日が最後のはずだったバレンボイムが、ブルックナー全曲をやらせてくれるなら日本に行くという条件を出し、それを実現させたのが今回の一連の演奏会。企画に携わった方々の苦労は大変なものだったと思いますが、感動的な一夜でした。

年明け最初の演奏会を聴きに上野へ。

 

☆リッカルド・ムーティ/シカゴ交響楽団@東京文化会館
・プロコフィエフ:交響曲第1番《古典》 op.25
・ヒンデミット:弦楽と金管のための協奏音楽 op.50
・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 op.36

 

シカゴ響を聴くのはこれが初めて。前回のハイティンクとの来日は聴きに行けず、ずっと悔いが残っています…。ようやくアメリカビッグ5を全て制覇できました。

 

シカゴ響と言えばショルティ時代の剛健な金管セクションのイメージが強かったですが、良い意味で裏切られました。どの曲も各セクションの音が際立ちながらも柔らかく融け合っていて、聴いていて心地よかったです。特に木管セクションの洗練された玲瓏な響きの素晴らしさには脱帽。

ムーティの指揮は、フレーズ一つひとつを丁寧かつ繊細に歌い込ませ、まるでオペラのよう。それでも少しも停滞することなく、息の長いスケールの大きな演奏で、中でもチャイコフスキーの出来は圧巻でした。

 

ムーティももうかなりの高齢ですが、背筋がぴんと伸びた指揮姿や堂々と胸を張って歩く姿はまさに皇帝という呼び名がぴったり。2年前のローマ歌劇場との《シモン・ヴォッカネグラ》も秀逸な出来だっただけに、まだまだオケでもオペラでも活躍してほしいものです。
 

今までの大晦日はよくサントリーホールのジルヴェスターコンサートに出かけていたのですが、今年は初めて上野に来ました。小林研一郎のベートーヴェン全曲演奏です。

良いお年をお迎えください。

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世界屈指の合唱団・スウェーデン放送合唱団が来日するということで、都響との共演を聴きにサントリーホールへ。

 

☆ペーター・ダイクストラ指揮東京都交響楽団@サントリーホール

(第796回定期演奏会Bシリーズ)
・リゲティ:ルクス・エテルナ(無伴奏混声合唱 )
・シェーンベルク:地には平和を op.13(混声合唱と管弦楽)
・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー版)

・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618(アンコール)

Soprano.クリスティーナ・ハンソン
Alto.クリスティーナ・ハマーストレム
Tenor. コニー・ティマンダー
Bass.ヨアン・シンクラー
合唱…スウェーデン放送合唱団

 

合唱の醍醐味が堪能できるプログラムでしたが、白眉はオケ伴奏付きバージョンだったシェーンベルク。合唱の各声部に存在感がしっかりあるのに、オケとも有機的に融け合って、無調部分でも美しく明澄な歌唱が聴けました。

都響の安定感も素晴らしかった。近年の在京オケは海外オケに肉薄するレベルの演奏を聴かせてくれます。


人間の声の凄さを体感した一夜でした。