以前から私のブログを読んで下さっている方々は、
私が原始人の生活から、
現代人の行動を理解しようとしていると、
知っているかもしれません。

男女の違いを知る手がかりも、
私は原始人の生活からヒントを得ています。

ここで言う原始人とは、
もう洞窟に住んでいる人は少なかったでしょう。
簡単な家を作り、
何人かの集団でムラを作り、
コミュニティを形成しながら暮らしていたはずです。

稲作は行われていません。

男女の違いは農耕文化以前に生まれているからです。

食物を得るのは、
狩猟と採集に頼っていた頃です。

石器もかなり精巧な物を作っていました。
土器だって作っていたでしょう。

日本の歴史で言えば、
縄文時代のはじめ頃になると思います。



原始人の男性

いつもの時間に、
皆、個人個人で槍や弓矢など武器を持ち寄り、
いつもの場所に集合します。

子連れでありません。
子供に狩りを教える目的以外は、
子供を連れて行きません。
それは子供が足手まといだからです。

そして皆で狩りに出かけます。

何故、
個人個人ではなく、
集団で狩りに行くのかと言うと、
その方が効率が良いからです。
獲物を見付けるのが得意な者、
獲物を射止めるのが得意な者などが、
それぞれの得意分野を分業するからです。
また、
二手に分かれて追い込んだりする事は、
もちろん、一人では出来ません。
ですから、
集団で狩りに出かける必要があるのです。

野山を駆けるので、
筋肉が付き、骨格は頑丈になります。
結果、大柄になります。
岩や木に登ったり、
ジャンプしたりしますから、
運動神経が発達し、
力も強くなりますし、
瞬発力も付きます。
体を使う事が得意になります。

獲物を目の前にして迷っている時間はありません。
ですから、
決断力も身に付くのです。

山の稜線の形、太陽の向きなどを見ながら、
自分が居る場所と、
向かうべき場所、
帰るべきムラの場所を把握します。
ですから、
地理が得意になり、
方向感覚が養われます。
結果的に空間や図形の認識能力が高まるのです。



集団で狩りをするので、
仲間の上を行こう、
出し抜こうとします。
俺が俺がと仲間内で優劣を付けようとするのです。

獲物が採れたら、
皆で担いで家路に急ぎます。

そして、
疲労困憊でムラに帰り着きます。

あーやっと仕事が終わったと、
狩りのモードをオフにして、
ノンビリとグータラするのです。

家族と食事をしながら、
お酒を飲む事もあったでしょう。

時には、
狩りの仲間とお酒を飲む事もあったでしょう。

狩りが早い時間に終わったり、
休みになった時は、
自分の武器を手入れしたり、
過去に使っていた武器を眺めたり、
趣味の世界に入り込みます。

この時代にも職人はいました。
手先が器用な人物は仲間の武器を作っていたはずです。

その職人から気に入った武器を物々交換で得ます。

今すぐに使わなくても、
いつか使うかもしれないからです。


狩りの途中で見つけた木の実などを、
子供に与えたりしながら、
「俺は精一杯、家族に貢献している」と満足して、
夜もふける頃にはウトウトし、
一日を終えます。



これが、
原始人の男性の一日です。



つづく




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