事例:女子高生|自律神経失調症|続編5 | カウンセリングルーム ハルモニアのブログ

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事例:女子高生|自律神経失調症続編5

 

前回までの流れ

●主訴

心療内科にて、自律神経失調症と診断され、緊張性の胃の痛み・吐き気・頭痛・PMS(生理前緊張)・生理不順など身体的に症状が出ている高校3年生。

薬は緊張してしまう場面では効かないとのこと。

「部活最後の試合を控え、せめて出場して引退したい」

「大学受験の体制に入る前になんとかしたい」

とのことで来室。

 

 ●インフォームド・コンセント
彼女の中で、一体何が起こって心と身体に問題が起きているのかを具体的に説明する。


①の彼女は、やりたいことに向かい頑張り過ぎるくらい努力をするが、いざとなると彼女②が、緊張してしまう、
②の彼女は失敗が怖い・失敗が許されないと強く思うためである。いよいよ逃げられないと思うと・・・、
③の彼女の身体は凍結(フリーズ)する、固まった身体はいろいろな身体症状を発する。
④の優等生は良い子で頑張るだけでなく、責任感も強い。出場したいと自分から発しているのに、実行できない自身を責めてしまうことで、ますます苦しく、実際症状もすすむ。
 
1
人の1つの身体の中で、これだけの自身の感情であり・人格である存在が、いろいろ考えて行動しています。
このように、混乱したひとりひとりを、分離させて感情のこじれの問題をひとりひとり解決していくことにより、バラバラだった心と身体は統合されていきます。
 


1回目のセッション
初回は心理療法の説明をしていきましたが、実際の現場では、心理療法の理論をどのように使っていくのかを専門的に、クライアント様に、わかりやすく説明していきます。

難しいことを優しい言葉で、優しいことを深く、クライアント様の理解、必要性に応じて、情報量を調整していきます。

そして一番知りたい・聞きたいと思っておられる
 
●今の自分はどうしてこんな状態になっているのか?
●原因は?
●どうすればこの状態から回復ができるのか?
●なぜ病院に行っても良くならないのか?
●薬はなぜ効く人と効かない人がいるのか?私はなぜ効かないのか?
 
など、疑問、質問などを解消しながら、丁寧に簡潔にご説明の上で、進め方の同意を行います。
時間の許す限り、次回までの心理療法に入っていく準備を進めます。
心理カウンセリングとは、人生アドバイス・人生指南をする場所ではありません。

人生相談ではなく、自身で選択し、自身で歩んで行かれるようにするための場となります。

 

人間は、失敗が多く、成功体験が少ないと、自身の行動に自信を持って進むことができません。
自信を持っていることは、迷わずに選択をして進むことができます。
心理療法は、自己理解、自己認識を深め、解決能力をあがります。
 
自身の内面を、話の中から整理整頓していきます。
できていること、できていないこと、必要なこと、不要なことを明確にすることで優先順位を付け、絞り込んでいきます。
 このように、基本的な内容をふまえた上で、初回を終え2回目のセッションに移ります。
 

2回目のセッション

彼女の問題は

  彼女やりたいことは明確なのに、

②の彼女は失敗が怖い・失敗が許されないと強く思うため、いよいよ逃げられないと思うと・・・、

  彼女の身体は凍結(フリーズ)し、固まった身体はいろいろな身体症状を発する。

ということです。

 

●サイコシンセシス(統合心理学)、脱同一化のワーク


②の彼女を外在化し、その中に入るワークを行いますが、クライアント様が若い方、ゲーム世代の方の場合の説明によく使うのは、

『悪者にさらわれた姫を勇者が救出に向かう!まるでロールプレインゲームのようなワークです。』

 行動ができない・何か問題を持っている・苦手意識を持っている・なまけもの・こんな自分なんて・・・と思っている自分は、本来困った自分ではありません。


それは「何らかの理由で怖くてかたまってしまった・誰にも気づいてもらえなかった・助けてもらえなかったまま固まってしまっている

「失敗に恐れ、前に進むのが怖い」・「自信がない」

 

など少し躓いていて勇気を持てない、そんなインナーチャイルドであるサブパーソナリティが存在するからです。

 

このサブパーソナリティを、すでに大きくなった、自分自身が助けに行くワークを行うこととなります。
 

 過去の出来事、事実は変えられませんが、思いのやり直しや、辛いと訴える、泣く、悔しいと訴えを、自らが聴いていきます。
 

封印していても過去を忘れること、なかったことにはできません、心身に、何らかの形で必ず痕跡が残っています。

 

不安・緊張・恐怖など、身体をフリーズさせた状態のまま凍結した過去は、過去の出来事にも関わらず、脳が過去と認識できないままに記憶されています。

その脳の記憶を、過去の事と認識をさせていくのです。


 
ということで、これから②の彼女の中に入ります
ここからは、ハルモニアならではの取り組みがあります。

また長くなるため、今日はこの辺にします。
 

連載を勝手に増やしてしまっているので、続きは明日書きます!
早めに完結したいと思います。
ではまた、つづく。
 

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カウンセリングルームハルモニア 加藤



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