事例:うつ→投薬→休職→カウンセリング→復職→薬からの離脱→からのキラキラプロジェクト6最終回 | カウンセリングルーム ハルモニアのブログ

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今日は久しぶりの休日をゆっくり満喫いたしました…なんのことはない、ためていた家事を片付けていました(笑)。


さて、6回に渡って書き続けてきましたがいよいよ最終回となります。

うつ…からのキラキラプロジェクト編

職場復帰を果たした彼女は最初から元気に復帰したわけでは当然ありません。

不安と自身の思考パターンとストレスと戦いながら、ひとつずつ乗り越えて行きました。

カウンセリングは、うつや精神疾患そのものを治すものではありません。

うつにまでなる自身の心のあり方に焦点を当て、自身のパターン化された生きにくい潜在意識をカウンセリングで一旦取り出し顕在化して、出来ていること、出来ていないことを分け、気づきと共に出来ていないこと、難しいと思って、自身で制限していたことを、出来るようにしていくだけなのです。

人間関係、コミュニケーション、仕事、学び、などシンプルに整理していきます。

難しいと思い出来なかったこと、怖くて動けなくなっていたこと、対人関係がうまくいかないなどが解決していき、自信を取り戻した人の心と身体は、ご自身が持つ自然治癒力が心身を治していきます、そしてその方々は健康に近づいていきます。

彼女もそうして、キツイばかりで、何もしてくれないと思っていた上司とのやり取りや、うまく伝えられず苦しんでいた人々とのコミュニケーションを取り、元気な状況のみならず、様々なことを冷静に対処し、少しずつ自信を持って仕事に取り組むようになり、一歩一歩克服していきました。

彼女自身『仕事を辞めたい』と当然何度も思ったそうです。

その結論は、うつのひどい時には、先延ばしして、選択肢を残してカウンセリングを進めていきます。

苦手意識の克服の先に、この仕事を辞め本当にやりたい道を見つけたいのか、このままの仕事を歩むのか。

彼女は自身の問題、職場での人間関係や課題を克服することを解決の道として選び、その先に自身のやりたい道を見つけることを自身のプロジェクトとして選びました。

それが彼女のキラキラプロジェクトです。

休職から約1年後、彼女は大学院の道を選び、試験に合格。

残業、出張など忙しい仕事を続けながらの決意、決断、実行からの合格通知でした。

うつを病気として捉え、投薬治療を続けている道とは、違う道を選べたことを彼女はとても喜んでいました。

もちろん、この先も様々に悩み、苦しみ、課題は出てくることでしょう。

それでもこの経験から、失敗しても、道が逸れても、自身と向き合い、また進めば良いのだと気づきました。
と喜んおりました。

終わり。