介護保険で利用できるサービスには
訪問やデイサービスなどの他に
福祉用具のレンタルサービスもあります。
アルツハイマー型認知症で
要介護1の Aさんは
デイサービスは拒否されたため
介護サービスを使うことなく
昼間は一人で過ごしていました。
ですが このたび
よく出入りする場所2か所に
手すり付きの
上がりかまち用ステップ(というのかしら?)
をレンタルすることになりました。
レンタル品は下記の写真と同じものです。
画像は奈良県の「くまさんスマイル」さんのHPよりお借りしています
これで 一安心![]()
といいたいところですが
Aさんの場合は
これまでとは別の危険が予想されるため![]()
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もう一工夫が必要となりました。
今日は
どんな工夫が必要だったのかについて
書いていきます。
空間認知能力が低下しているAさん
Aさんは
アルツハイマー型認知症により
見えている物と自分の距離を推し量り
調整することや
物の形状を正確に把握することが
苦手になってきていました![]()
普段の生活場面では
ポットから急須にお湯を注ぐという
手元で行う操作でも
お湯が落ちてくる位置と
急須の蓋をとった位置を
合わせることができず
お湯をこぼしてしまい
だんなさんを慌てさせることが
増えてきていました。
慣れない場所で
少し暗がりのところを歩くときは
手探りではなく 足探りで
そろり そろりと移動されていました。
余談ですが
目からの情報だけでなく
身体の使える感覚を総動員して
問題に対処しようとしているAさんの
能力の高さとお困りごとが垣間見えますよね![]()
改めて レンタル手すりを見てみると
Aさんは 見えていても
正確にそれらを認識し
対応することが
難しくなってきています。
それを踏まえて
この手すりをご覧ください![]()
室内から安全に上がり降りするために
設けられたステップ部分って
2~3段になっていると
わかりづらくないですか?![]()
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今までは 手すりが無かったので
慎重に 慎重に
出入りしていたAさん。
入り口付近にあるものも
それぞれ色味が違っていたので
踏み外すこともなく過ごしていました。
ですが この階段部分は
同じ色と質感です。
Aさんはアルツハイマー型認知症で
新しく物事を覚えることが
苦手になってきています。
新しく導入された手すりの
段差が何段かあるとか
1段当たりの幅がどれくらいあるとか
覚えてはいられない
と思って対処したほうが安全です。
段差があることを目立たせる工夫が必要
というわけで Aさんご夫婦や
レンタル業者さんに確認し
「直接ペンなどで色を塗らなければ
テープを貼るのは
全然問題ないですよ~」という
業者さんのご許可をいただいたうえで
こんなふうに 段差を目立たせてみました。
先に緑の養生テープを貼ってから
(レンタル終了時に糊が残りにくいように)
上から1段目には
Aさんのだんなさんが
仕事柄お持ちだったトラ柄?のテープを
2段目には
黄色の反射板テープを貼っています。
これで
同化して段差が認識されない
というリスクは
多少は緩和されるはず![]()
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今のところ
Aさんは 足を踏み外すことなく
利用されているそうです![]()
日中の高温にも
テープは剝がれていないそうで
よかった~![]()
玄関に設置された手すりにも
テープを貼っておきました![]()
暮らすとなると
見栄えも大事かもですが
私からすると
見栄えより安全性ではないか?
せっかくの転ばぬ先の杖なのに
と思ってしまいます![]()
介護予防と認知症予防のパートナー
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()



