今日は認知症病棟での一コマを書きます。
登場人物は入院中の男性患者様2名。
ほんわかエピソードは
認知症病棟で何かありがちな夕方に起こりました。
登場人物 一人目はこんな方
Aさんは
寝たきり生活ではあるものの
職員と1~2往復くらいの会話は可能です。
意思ははっきりしているけれど
話の広がりに欠ける方なんです。
歌やテレビが好き。
集団作業療法にはベッドで参加し
風船バレーは好んで取り組まれます。
スタッフには穏やかな対応をされるものの
Aさんのベッド横に
他の患者さんが居続けたりすると
「なんだよ![]()
」という
ケンカ腰な声掛けや手出しをしてしまう方です。
けんかっ早いのに 皮膚が弱く
自分でしていた腕枕で 内出血とか
そこの皮膚がめくれるケガとか
やっちゃうこともあります![]()
登場人物 二人目はこんな方
Bさんは
パッと見は 愛されオーラ全開の方。
笑顔がとてもステキです。
普段は車いすで
病棟内を移動して過ごしています。
好々爺が第一印象のBさんですが
眠いときと 寒いときの
機嫌の悪さがハンパなく
夜勤職員泣かせの王者でもありました。
Bさんはときどき
夕方からご機嫌斜めスイッチが入り
過去なんども無茶をして車いすごと
ひっくり返ってケガをされています。
Bさんも
これまた皮膚がとても弱く
豹変時の激戦の跡が
前腕や手の甲に
内出血として残りがちです![]()
皮膚の弱いケンカ腰な二人が向かい合っていた
「やっと帰れる」と密かに私が思っていた夕方に
それは起こりました。
肉体的に なんだかとても疲れてたんです![]()
「AさんとBさんが 部屋で一緒にいるけど
大丈夫ですかね?」
患者さんたちのこともよく知っていて
病棟にくると一緒に見守ってくださる栄養士さんが
たまたま通りかかったAさんの部屋の
Aさんの枕元に
同室者でもないBさんがいたのを見かけ
慌てて私に声をかけてくれました。
栄養士さんと 慌ててAさんの所へ向かうと
Bさんが あろうことか
Aさんの床頭台に飾ってあった
Aさんの家族写真を手に取り
眺めていたのです。
真横には ベッドに寝たまま
Bさんを見ているAさんの姿が。
よりによってBさんたら![]()
もうケンカも秒読み・・・と思ったら
お二人は目を合わせて
ほほえみあったんですよ![]()
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ハレルヤ~![]()
巡回の看護師さんに連れていかれたBさん
栄養士さんも私も
お二人を引き離すつもりで
めちゃくちゃ緊張していただけに
そのほほえみに拍子抜けし
ほんわかさに包まれてしまいました![]()
本当なら 病室も違うし
Bさんには退室してもらうのですが
お二人はとても楽しそうです。
「じゃあ いっか~」
「せっかくだしね~」
と ほんわかさを4人でシェアし
職員二人だけが退室した数分後
Bさんは巡回していた看護師さんに
「あぶなかったわ~」と
デイルームの方へご案内されていました![]()
なんだか残念でもありつつ
妥当かもしれない夕方の時間帯。
私が癒された一コマでした![]()
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()
介護予防と認知症予防のパートナー

